今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

多治見修道院(岐阜県多治見市緑ヶ丘)

2017年12月14日 | 教会
多治見修道院
キリスト教信者ではないが宗教建築物には興味がある
ここに訪れた目的は他にもあるのだが…それは後で



青空に白い雲、天気が良いと自然写真写りもよくなる



昭和5年(1930)カトリック神言修道会宣教師モール神父によって、修道生活と邦人会員の養成を目的に、日本管区の中央修道院として設立された



聖母子像
正門横に安置されている



案内板を見て「ルルドの洞窟のマリア像」に向かうが、その場所を探してもわからない
散歩に来たと思われる高齢の男性に「目」で来いと言われているような気がして、ついて行くとその場所だった



ルルドの洞窟のマリア像
洞窟とマリア像の前にベンチがある
老人が若い頃は別の場所にあり、若者の集いや憩いの場所であったことなどを語ってくれた



ルルドの地は、フランスの西南、スペインとの国境近くのピレネー山脈の奥地にある町
1858年に聖マリアが町外れた洞窟で少女の前に現れたという。
出現の証として湧き出した霊泉の水を飲み、或いはその水に浸した人たちの中で不治の病が完治するという奇跡が起こった



宗教に奇跡はつきものだが、国家間では宗教が戦争の大きな要因になっているのも、まさに奇跡だ
仏像拝観はいろいろ考えさせられるので好きだが、マリア像は自身の穢れた気持ちを浄化してくれるような気がする



やすらぎの小道
老人から修道院墓地に案内すると言われたが、足が不自由なようなので場所を聞いて一人で向かった



つきあたりの松がある場所で愛を告白したと話していたが、なるほど、そのような雰囲気になるような小道だ



修道院墓地
キリスト教の墓地は初めての経験で勝手がわからないので緊張した



日々の働きと生き方をもって、宣教師としての使命を全うされた数多くの神言会司祭、修道士の方々が永遠の憩いについている






墓地の中央に大きな十字架



修道院ワイン
ここを訪れたもう一つの目的は「修道院ワイン」の購入
修道院の地下にはワインの醸造、貯蔵設備がある
敷地内のブドウ畑で収穫されたブドウはここで醸造され「修道院ワイン」となる
太平洋戦争時の輸入ワイン不足の際、全国の教会にミサ用ワインとして供給されたという



礼拝堂内は撮影禁止。売店で「白ワイン」を1本購入。大学の同期会の土産にした









最後にマリア像



撮影 平成29年9月26日

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2 コメント

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修道院=キリスト教 (OTETSUDAI @)
2017-12-14 18:01:16
昔、二軒長屋に住んでいました。お隣さんはクリスチャンでした。安普請ですので隣の歌声(聖歌)が聞こえてきました。ご主人(美術教師)が熱を出したりすると家族で謳っていると聞きました。聖歌で風邪が治るのかなーと幼心に思いました。
私は偏屈ですので修道院と聞くと何か「収容所」と思ったりします。時折オバサン2~3人連れで聖書の販売か布教に来ます。
聖母子像は綺麗ですね。日本の墓地・墓石と違って整然とした感じがします。
大学時代に武蔵野の墓園の消毒(雑草の)にアルバイトで行きました。鬱蒼とした森の中にポツンと建っている墓標…おばあさんが墓参から出て来たときには逃げ出しました。この写真では心が癒やされる気がします。
ありがとうございました。
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心が浄化されます… (2014kurumatabi)
2017-12-14 18:39:38
いつもありがとうございます。
イスラエル問題など宗教の難しさは歴史がある限り対立が続くのでしょうね。八百万の神の日本に生まれ、本当に良かったと思っています。
この修道院で購入したワインは10月に九州で行われた同期会のお土産にしましたが、ほんの数分でなくなってしまい懺悔する時間さえありませんでした。その会スローガンは「酒は飲んでも、飲まれるな」。その雰囲気が理解できると思います。
墓地については初めての経験で緊張しましたが、頭に浮かんだのは、仏教の墓地に比較して広い土地を必要としないなということでした。作法も知らず失礼をしてはならないと思い早々に墓地を後にしました。
マリア像は穢れた部分が多いだけに心が浄化されますね。アベマリアを聴きながらブログを作成しました。
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