今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

太宰府天満宮(福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号)

2023年07月28日 | 神社・仏閣
訪問日 令和5年5月22日

太宰府天満宮
駐車場から天満宮への参道
予想通りの観光客の多さ、カメラを大きく出た腹の上に固定し歩きながら撮る



社号標には「太宰府天満宮」と刻まれている



今回で3回目の参拝になるが個人で訪れたのは初めてである
前回は退職の年で職場の同僚と訪れた。それから10年以上も経つ



記憶が正しければ、並んでいる先には有名な……



「御神牛」があり、撫でられるのを待っている



菅原道真は承和12年(845年)の乙丑(きのとうし)に生まれた
大宰府の地で亡くなった道真の遺骸を牽いていた牛が、あるところで伏して動かなくなった
その場所に門弟の味酒安行が墓所を造営したことが、御本殿の創建につながった
境内に奉納されている11体の御神牛像のすべてが臥牛であるのは、これに由来する



石造鳥居
不確かではあるが「福岡県指定文化財」



狛犬






心字池と太鼓橋



ここでしばらく待つと絵になるカップルが現れてくれた



心字池という名前は、漢字の「心」を象ったことに由来している



心字池に架かる三つの橋は太鼓橋と呼ばれ、それぞれ「過去・現在・未来」という仏教思想に基づく三世一念を表す






末社 今王社



それにしてもこの参拝者の数には驚く



着物を着た外国人カップル



麒麟と鷽(福岡県指定文化財)












蘇峰詩碑



(文の意味)
菅原家から、道真公という人物が出て、右大臣に抜擢された。
宇多上皇や醍醐天皇の御厚情によるもので、そのご恩に感謝して、身命を投げ打ってお勤めに励んだ。
このことが、思いがけず讒言され、無実の罪で、太宰権師(だざいのごんのそつ)におとされた。
その悲しみに心が痛むときは、いつも、ひまわりの花が太陽の方を向いて回るように、青空を仰ぎ、宇多上皇や醍醐天皇のお情けを思い出して慕った。
今でも、天満宮は、全国各地にあって拝まれているが、その天皇に対する純粋な誠の心は、いつの世までも、手本とすべきである。



末社 保食社



摂社 楓社



末社 人丸社



和魂漢才碑
「漢学に精通しつつも、日本精神を失うな」






手水舎



楼門
道真の曽孫、菅原輔正によって造営された
その後、幾度かの焼失があり、その度に再建され、戦国時代には石田三成の寄進もあった
現在の楼門は、大正3年(1914年)に再建されたもの



表と裏で形の異なる珍しい門
太鼓橋側から見ると屋根が2層、御本殿側から見ると1層という珍しい形をしている



人のいない場所を選んで移動する
おみくじの色が黄緑






仮殿
約3年間という御本殿大改修期間に限り、御神霊が御本殿から遷る場所として御本殿前に建てられた
周囲の天神の杜との調和を重んじ、屋根に緑を湛えるという穏やかで美しいデザイン



神事やご祈願、参拝の場所は仮殿となる



最初、違和感があったが、期間限定の仮殿だけに貴重な時期に訪れた
屋根の上の木々は改修後には天神の杜へと移植するという



御本殿(重要文化財)
延喜5年(905年)道真公の墓所に門弟の味酒安行が廟を建てたことが、太宰府天満宮の始まり



延喜19年(919年)に醍醐天皇の勅命を受け最初の社殿が造営された



現在の御本殿は天正19年(1591年)に筑前国主 小早川隆景によって造営されたもの
多くの神社とは異なり、御本殿の前に幣殿や拝殿を設けていない



現在、令和9年に迎える「菅原道真公1125年太宰府天満宮式年大祭」記念事業の一つとして、124年ぶりの大改修を行っている



御神木「飛梅」



人気の場所だけに多くの外国人観光客から写真を頼まれた






ここからは今回初めて訪れた場所になる

厄晴れひょうたん






樹齢千年の大樟



包丁塚



野見宿禰公碑



筆塚



絵馬掛け



摂社末社



宝物殿



絵馬堂
九州に現存する最大最古の絵馬堂
文化10年(1813年)奥村玉蘭の発願によって建てられた



様々な時代の人々の願いが込められた絵馬がご奉納されている









太鼓橋






好物の「梅ヶ枝餅」を購入
夕食時に食べたが3個が限界であった、体は太いが食が細くなった



撮影 令和5年5月22日
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