今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

須濱神社(兵庫県姫路市林田町中構344)

2023年09月15日 | 神社・仏閣
訪問日 令和5年6月5日

須濱神社(すはまじんじゃ)
旅の醍醐味は人との出逢いだと思っている
この神社を訪れたのは、旅先で声を掛けられた男性との約束を果たす為だ



道の駅の駐車場でその男性に声を掛けられ、鹿児島指宿市の「たまて箱温泉」を紹介してもらった
温泉が好きで時間があると各地の温泉に車で行くようだ
同世代で話しのなかで姫路で神社の宮司をしていると話してくれた



宮司が(体調不良の宮司に代わり)管理している神社が「バズっている」という話しをしてくれた
夕景の写真がSNSで人気になっているという
「スハマ神社」と聞いたので忘れないように付箋にメモしておいた
「姫路に来たら寄って下さい」の言葉に「必ず寄ります」と応じた



国宝の姫路城にも行かず、開催日でない姫路競馬場には行けず「須濱神社」に向かった
ナビに住所を入れたが目的地に案内されたのは田園風景の場所であった
郵便配達の車が来たので尋ねると、池の周辺かも知れないと教えてくれた



須濱神社
ここが噂の須濱神社だ
肉眼で見るとそうでもないが、レンズを通すと風景が一変する



ピントを合わせる場所によって池に映る風景が変わる
日中なら青空に白い雲が映える、夕陽ならSNSで「バズる」ほど美しいはずだ



元和3年(1617年)林田藩祖・建部政長が干害対策として水路とともに西池(鴨池)を築いた
西池を築造する際、池の中に須浜形の小島を築き「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」を祀った



鳥居
可笑しなアングルだが、あと一歩下がると池に落ちてしまう(汗)






祭神:市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)
   日本神話に登場する美しい女神で、宗像三女神の一柱
   


全国8,500社で祀られている女神
有名な神社では、宗像大社や厳島神社などがある



社殿からの眺め






高燥の土地で旱害から部落を守るために築いた池と神社が、400年後にスポットが当てられるとは
林田藩祖・建部政長も想像できなかったであろう



私も宮司と出逢わなければここには来ていなかった
私の旅は寺社巡りが中心であるが、これまで寺の方に重点を置いていた
今回の旅で出逢った2人の宮司のお蔭で神社に対する見方が変わってきた



宮司が(体調不良の宮司に代わり)管理しているもう一つの神社が近くにあるので寄ってみる



撮影 令和5年6月5日
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