今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

金栄山 妙成寺 その2(石川県羽咋市滝谷町)

2017年12月05日 | 神社・仏閣
丈六堂(釈迦堂)
石川県文化財に指定
貞享3年(1686)建立。入母屋重層こけら葺。桁行5間、梁間4間半



「丈六堂」の額



一丈六尺(4.85m)の釈迦如来立像が安置されている



仏は身長が1丈6尺 (約 4.85m) あるといわれることから仏像も丈六を基準としている



羽咋市柴垣の海岸に像の頭だけが流れ着き、これに合わせて胴体が造られたという









焰魔堂



堂内の閻魔大王



三十番神堂(重要文化財)
慶長19年(1614年)建立。三間社流造、杮葺



加賀藩3代藩主利常が大坂冬の陣に出陣する際、戦勝祈願のために建てられたという



内部には毎日、交代して国を守る日本の神30体(三十番神)を祀っている



三十番神堂拝殿(県指定文化財)



三光堂(重要文化財)
元和9年(1623年)建立と伝える。方五間、単層入母屋造、杮葺



堂内に太陽を表す「日天」、月を表す「月天」、星を表す「明星天」の3光天像を安置している



本堂(重要文化財)
慶長19年(1614年)建立。桁行(正面)五間、梁間(側面)五間、入母屋造、杮葺



見たことのない字体、寺名の「妙成寺」



堂内の様子



桃山建築の粋が集められ、京都建仁寺流の流れを組む大工坂上又三郎により建立されたと伝わる



撮影 平成29年5月26日

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2 コメント

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珍しいものばかり… (OTETSUDAI @)
2017-12-08 21:24:24
羽咋はなかなか読めない地名でというのは私くらいでしょうか。定年退職した元同僚もこの近辺でお寺を継いでいます。閻魔大王ですか。最高裁より上級職ですね。
浅田次郎の「椿山課長の七日間」で興味が湧きました。
銅像の頭が流れてきてそれに胴体を作成した…凄い創造性を持った人が作ったのでしょうね。
感心するものばかり、ありがとうございました。
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つい首を注視して… (2014kurumatabi)
2017-12-08 22:40:05
大学時代の部活の同級生に羽咋工業出身の仲間がいまして、この地名はよく耳にしていました。
ご退職された元同僚の住職を訪ねようかなとも、実は考えていましたが、北海道に帰らなければならない事情もあり、実現することができませんでした。
丈六の仏像の頭の話しも面白いですよね。つい仏像の首の部分を注視してしまいました。この寺には、以前訪れたことがありますが、このお堂を遠くから眺めただけで、仏像は観ていなかったような気がします。ブログを始めたことをきっかけに、今は隅々まで歩くようになったことは以前との大きな違いになります。
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