今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

彦根城 その1(滋賀県彦根市金亀町)

2014年11月30日 | 
この日は土曜日で、ある程度の覚悟はしていたが、それにしても人が多く城近くの駐車場も何故か閉鎖、交通規制もされていた
話しを聞くと「ご当地キャラ博in彦根2014」というイベントが駐車場で開催されているらしい

大手門橋から入城
 


人間慣れした鴨が迎えてくれる



天秤櫓(重要文化財)
大手門から坂を上がっていくと「廊下橋」が見える
この橋がなければ本丸へ侵入ができない。非常時には「落とし橋」となる



廊下橋を中央にして建てられているのが天秤櫓。天秤のような形からそう呼ばれる
この形式は日本の城郭では彦根城だけとなる



私の大学の大先輩に石垣が好きな人がいるが、その影響なのか、圧力なのか石垣にも目を向けるようになった
この天秤櫓左右の石垣の積み方が違う
幕末の寛永年間に積み替えた切石の「落し積み」



右手の高石垣
越前の石工が築いたと伝える築城当初の「牛蒡(ごぼう)積み」


 
櫓内に入る。侵入者を防ぐための工夫がなされている。明かり取りのような窓も
窓の格子木は弓や鉄砲で敵陣を広く狙えるように菱形の木材を使用している



櫓内に侵入しようとする敵が死角無く目視できる






櫓の壁は防火や防弾のために厚い(30cm超)土壁になっている
外は「大壁造り」、内面は柱を見せる「真壁造り」になっている



時報鐘(日本の音風景百選)
城全体に響くようにと鐘の丸から移され、今も定時に撞かれている。近くの聴鐘庵で茶を楽しめる



さらに石段を上がっていくと遠くに天守が見えてくる



 


太鼓門櫓(重要文化財)
本丸への最後の関門となる



「太鼓」が櫓の中に置かれ、登城合図用の太鼓の音を響かせるために考えられたのではないかといわれている



さらに上に進むと周囲が賑やかになっている
彦根市のキャラクター「ひこにゃん」が登場するという
ゆるキャラブームの火付け役となった数年前に一度城内で見たことがあり可愛いと思ったので、柄にもなく列に加わることにした
彦根藩の2代目藩主・井伊直孝に縁ある1匹の白猫をモデルとしている



兜は井伊の赤備えとして有名な井伊家の伝来品をモデルとしているそうだ



天守(国宝)
姫路・松本・犬山とともに国宝4城の1つである



雲一つ無い青空に白色の城が映える






内部の様子(矢狭間と鉄砲狭間)







 

井伊直弼像



天井の立派な梁を見ているとあることを思い出す



一番高い場所に神様を祀っているということ



下の板戸の中は千鳥破風の屋根裏を使用して一室が設けられている
この日は観光客が多く上るのも降りるのも列に加わり順番待ちの状態
その通路にある隠し部屋を撮すに苦労したが、同じカメラを持っている人が止まってくれた



このように人がいない場所もある



武者溜(むしゃだまり)






近くにいた係の人が重要な鉄の扉だと話してくれたが



何が重要だったのかまったく思い出すことができない。



前回、訪れた時にはここで帰路についたが、案内図を見るとまだまだ見るところがある。



撮影 平成26年10月18日

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