今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

芹谷山 千光寺(南砺市)

2013年06月26日 | 神社・仏閣
 道路地図で千光寺を知ったばかりで、予備知識も全くない。比較的大きな無料駐車場には地域の方の所有と思われる車1台が駐車していた。上り坂を歩いていくと案内板がでていて、それに従って行くと山門が見えてきた。

 千光寺の歴史
 千光寺の創建は大宝3年(703)、天竺の僧法道上人の開基と伝える古刹である。
 当初は三輪宗の寺院だったが衰退し空海が再興、その後真言宗の寺院として寺運が隆盛し、桓武天皇から7帝続けて勅願所となり毎年勅使を迎え入れた。
 永禄年間(1558~70)上杉謙信の越中侵攻の兵火にあい多くの堂宇、寺宝、記録などが焼失したが天正年間(1573~92)、越中を手中にした豊臣秀吉は霊夢で千光寺の観音様から御告げがあり境内の整備を行う。江戸時代に入ると、加賀藩主前田家から庇護され寺領などが寄進された。

 山門(市指定文化財)
 寛政9年(1797)に井波大工柴田清右衛門によって建立。本瓦葺き、総欅造り、禅宗様形式の三間一戸二階二重門である。





 鐘楼堂
 




 観音堂(市指定文化財)
 文政2年(1819)9月、井波大工の松井角平恒徳により建築された。総欅造り、複合入母屋造りに、さらに唐破風の向拝を取り付けた様式。



  

 閻魔堂



 行幸門(市指定文化財)
 千光寺の通用門で、高岡市の瑞龍寺裏門を移建したもの。
 昭和44年5月、全国植樹祭に行幸された昭和天皇がこの門を通られたので、行幸門と呼ばれている。



撮影 平成12年5月12日

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