今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

犬山城下町<城とまちミュージアム、どんでん館>(愛知県犬山市)

2023年06月14日 | 名所・旧跡
訪問日 令和5年5月12日

犬山城下町を歩く
国宝犬山城を含むセット券を購入(760円)
犬山市文化史料館(城とまちミュージアム+IMASEN 犬山からくりミュージアム)と「どんでん館」に向かった
「城とまちミュージアム」に入館すると、隣の「犬山からくりミュージアム」で実演が始まることを案内された

IMASEN 犬山からくりミュージアム
初めて犬山城を訪れ周辺を歩いていたとき、からくり人形の制作しているところを見たことがある
からくり文化の発信の地であることを後になって知った
地元の犬山高校「からくり文化部」では、からくり人形の操作と、そのお囃子の練習を行っている
全国でも唯一の部活動だということをテレビで見たことがある



平日は2回、土休日は5回、からくり人形の解説と実演を行っている
この人形だけで、軽自動車が購入できると聞いた
あの有名な「茶運び人形」の実物を観ることができるとは思わなかった
ゼンマイや歯車などの組み合わせで動いていることが良く理解できた



茶運び人形は、その設計図と製作方法が記載されている「機構図彙(からくりずい)」と呼ばれる江戸時代に書かれた唯一の指南書の中にのみ存在し、
この機構図彙を手本に、幻の人形とされていた「茶運び人形」を完全復元させたのが「七代玉屋庄兵衛」だという
毎週金曜日と土曜日には、九代玉屋庄兵衛のからくり人形制作風景が公開されている



からくりには「山車からくり」と「座敷からくり」がある
「山車」は神が出現する機微を示す象徴で、からくり人形は神の具現として「山車」に設置されている



この「大型からくり」の操作を間近で見学することができる



館内に展示されている作品










































城とまちミュージアム



犬山城と城下町の模型



商人や職人のなかでも同業者を近くに住まわせることで町の発展をうながしてきた
鍛治屋町、魚屋町、鵜飼町といった町名をみることができる



現在も江戸時代とほぼ同じ町割りのまま、城と城下町が残っている全国でも数少ない町だという



どんでん館
何があるかもわからず、少し離れた場所にもあり、途中で疲れて戻ろうかと弱気になってしまった



ここには、毎年4月の第1土日に行われる「犬山祭」の高さ8mの巨大な車山(やま)が展示されていた
犬山祭は、寛永12年(1635)に始まる針綱神社の祭礼で、国の重要無形民俗文化財に指定されている



愛知県の有形民俗文化財に指定されている3層の車山13輌が城下町に繰り出し、笛や太鼓に合わせてからくり人形を披露する
どんでん館では、祭りの様子を短くまとめられた画像も用意されていて、その雰囲気がよく伝わってくる



重さ3トン超の車山を、男達が豪快に持ち上げて方向転換する「どんでん」は大迫力だという



夜は、各車山に365個もの提灯がともされ、満開の桜並木の城下町を練り歩くさまは、豪華絢爛で錦絵を見るようだとも



この高さのある建物のなかに車山が保管されている



街並みの先には犬山城
歴史ある地域の伝統文化は素晴らしい






撮影 令和5年5月12日
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