得さんのページ

喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・近代化産業遺産・若菜家レンガ蔵。

2009-12-29 17:46:41 | Weblog
蔵のまち、喜多方から、

年末を迎えます、この時期にしては穏やかな一日でした。気温はあがりませんが晴天にめぐまれました。なんとこの時期に街なかには観光客の多いこと、ガイドブックやラーメンマップを持ったお客様が大勢散策しています。
帰省客もかなり増えてますが、帰省客の皆さんも取り合えずラーメン店に向うようです。

丸いお月様が上がってます。今夜は星空もきれいに見えます。
そして、喜多方市熱塩加納町、三ノ倉スキー場の夜間照明が我が家から良く見えます。

本日もレンガ蔵です、先週東京のテレビ局のプロデューサーの方を蔵のまち喜多方の蔵めぐりに案内しましたが、その時に大変興味を持って観ていただいたのが、寺町の蔵のお屋敷と、本日の画像に在ります。三津谷地区のレンガ蔵です、画像は若菜家のレンガ蔵で近代化産業遺産に認定されています。

チョット専門的に記すと、釉薬煉瓦による木骨煉瓦造り、3階建て柱型付、煉瓦蛇腹です、若菜家・道具蔵と呼ばれています。
若菜氏が在宅でしたので案内を請い説明をしていただきました。 画像の隣にレンガ造りの座敷蔵があります。更に農作業蔵と味噌蔵などがありそれぞれ趣の違う蔵を見ることが出来ます。
三津谷地区は5戸の集落しかありませんが、各戸一棟以上のレンガ蔵があり、確か8棟の蔵が在ると思います。

樋口家の登り窯のすぐ隣に在る集落です、それで樋口家とも係わり合いが深かったようです。三津谷地区の周りには松林が多かったのと粘土の産出が有ったことで、窯の燃料である松薪と原料である粘土を土地の人々から提供してもらいました。
そして昨日記した煉瓦師の田中又一との出会いにあります。樋口市郎も優秀な煉瓦師でした。自らもレンガを積み研究をしていました。それが喜多方のレンガ造り蔵の礎です。