昨日西会津町へ行ってきましたが、県道 16 喜多方西会津線を野沢に向って行くと途中、阿賀川に面した道路沿いに、史跡・伝小野小町塚が在ります。
山郷発電所の近くです。いつもは通り過ぎるのですがチョット止まって立ち寄りました。
案内板が建っています。
高郷村指定文化財第八号・史跡 伝小野小町塚、
この宝筺印塔は、小野小町の墓と伝える。小町は平安朝時代、出羽郡司となった良実の娘で歌に長じ六歌仙の一人にかぞえられ、歌風は情熱的で奔放、また、美人で有名である、
年老いて出羽に赴く途中、病のためにここで没したと伝えられている。
会津でただ一ヶ所の小町塚で、新編会津風土記に記載されている。 とあります。
いつも通る道ですが皆さん小野小町塚が在ると知っていても立ち寄る事はないと思います。
平安朝のお話ですが、小野小町はここで没したのでしょうか、?。
これに似ている話が、同じ喜多方市内の関柴町勝福寺観音堂です。
天文年間と言いますから、室町後期ですが、京都の勝御前が、奥州松島に雄島の磯をたずねて歌を詠みたいと都を発ったが、旅の途中、この地で病のために亡くなった、数年後,跡を追ってきたさる中将が、そのことを知り菩提を弔うために観音堂を建立し、その別当として勝福寺をたてたそうです。
その勝福寺観音堂は中世末期の観音堂として優れた価値をもつということで、国の重要文化財に指定されています。
私は来週お客様を案内して勝福寺観音堂を訪れます。