日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

象の出産

2007-06-06 13:11:58 | Weblog
 動物園での象の奇跡の出産が放映されていた。
 動物園で長く飼われていると、象のオスは、野生性がなくなってしまうらしい。で、交尾をしようとしなくなるらしい。で、上手く性交(交尾)に成功しても、それからがもっと大変で、成功した例は、国内では、ないとのこと(しばらくして、死亡したのも含む)。
 6月4日のニュースステーションで、千葉の「市原ぞうの国」のことが放映されていた。
 象の妊娠期間は、何と人間の倍の21~23月。生まれる子どもの体重は、100Kgもあるとのこと。私の知る限りでは、大自然では、象のオスで交尾出来るのは、人生経験(象生経験?)豊かなら年配のオスで、若い象は、メスからは、全く相手にされないらしい。象の群れは、母系社会で、出産の時は、大人のメスの象が、お尻を外に向けて、丸い円陣を囲んで行われる。象は、ヒトと違って、とても集団能力にたけていて、食事をする時にも、独り占めにすることはなく、他の種と一緒に摂ることが普通になっている。
 プ一リーなるアジア象の出産には、タイからそれに詳しい人達が来て、24時間監視で行われた。今年の5月3日に、無事に110Kgの子どもを出産した。しかし、これからが大変で、母親が自分の子どもと認識しないと、その多くは、死ぬ運命にあるらしい。それに、踏みつぶしてしまうことも多いらしい。で、直ぐに親から離し、授乳させることに挑戦することになる。授乳に成功すれば、(母性が芽生えて、大丈夫とのこと(人間と同じだなあ)。しかし、出産直後は、興奮していて、至難の業らしい。このプ一リ一も、しばらく暴れていたが、何とか授乳させることに成功して、子どもと認識することとなった。
 無事に育ってくれるといいなあ。しかし、象にとっては、動物園で飼育されるなんて、不幸なことなのかも知れないなあ。

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為になるかも知れない本(その110)

2007-06-06 07:54:18 | Weblog
○昭和51年7月4日(日)曇。
 (医長の)野中先生が山形屋の育児相談に行って、その間、診療が出来ないということで、10時~12時まで、代わりに当番医をした。婦長さんが、「宿直の先生がいるので、なるべくそこに行かせましょう・・・」と言った。早く実力のある医者になりたいものです。
○昭和51年7月5日(月)曇。
 久し振りに早く帰ったので、恵ちゃんは、ビックリしていた。それで、メシをまだ炊いていなかった。早く帰るといいなあ。遅くとも21時までには、帰って、そして又、行けばいい。そうだ、そうだ。しかし、患者さんが21時頃、急患で来ることが多いからなあ。
○昭和51年7月6日(火)曇。
 大学から急に、ベクトルの計測をせよと言ってきた。しかも、明日の朝までにと。(ベクトル心電図を)執っているデーターの意味がよく分からない自分等がして、果たしていいペーパーになるのかなあ?まあ、忙しいことは、それなりに自分が必要とされているからして、感謝すべきかも知れないが。
○昭和51年7月8日(木)曇。
 今していることが正しいかどうか、ちゃんとチェックしてくれる人がいないのが残念だ。このままだと自己流になり、患者さんを不幸にしてしまうかも知れない。絶えず、県病院の欠点を認識していることが大切だ。症例が多いので、テクニックは、直ぐに覚えられるはず。正しい医学的根拠にそったプロセルが大切だ。
○昭和51年7月9日(金)曇。
 未熟児を受け持った。ビリルビンが間接で26.6もあり、交換輸血となった。A型だったので、A型の人を集めてした。しかし、ここでは、今までずっとO型でしているとのこと、それで、いろいろもめた。
「今日の小児治療指針第3版」では、(新生児の交換輸血に用いる血液型は、国立岡山病院小児科医療センタ一の山内芳忠によれば)Rh型不適合では、Rh型陰性で児と同型、ABO型不適合では、AB型血清にO型血球を加えた合成血、特発性高ビリルビン血症では、児と同型となっていた。
「今日の小児治療指針第4版」では、(静岡県立こども病院新生児科の志村浩二によれば)Rh型不適合では、Rh陰性未感作のもの、ABO型不適合では、AB型血球とO型血球の合成血又はO型、特発性高ビリルビン血症では、児と同型又はO型となっていた。
「今日の小児治療指針第5版」では、(都立馳駆血産院小児科三科潤によれば)Rh型不適合では、Rh陰性で児と同型、ABO型不適合では、AB型血球とO型血球の合成又は母親と同型、特発性高ビリルビン血症では、児と同型となっていた。
 この時に、自分が調べた本では、Rh型不適合では、未感作のRh陰性で児と同型の血液は早急の場合入手困難なので、私共は、Rh陰性で児と同型の血液で2~3回施行しており、特発性高ビリルビン血症(ABO型不適合を含む)では、母親がO型ならO型で、他の場合は、児と同型でいいとしていると書かれていた。
 その後、注意していたら、小児科臨床に、児と同型でしてもどうしてもうまく行かなくて、O型でして、やっとうまく行った重症黄疸の症例が記載されていた。
*本に書かれているがまちまちで、特に、新生児医療に関しては、それが目立ち、これは大変な世界に入ってしまったと思う様になっていた。

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