
自分の人生は、ほぼ10年周期で回っている。
・20代(2年浪人して)、6年間の医学生、4年間の県病と大学病院。医者として腕を磨く為に、真剣に勉強した。
・30代(30歳で佐伯の救急病院に就職)の10年は、救急病院で思いっ切り仕事が出来た。
・40代(41歳で開業)は、開業生活。
・50代は、3つの病院を転々としている。(途中で1年間、無職)
・そして、60代に入ろうとしている。
60代には、何をするのか?(したい事が多くて、夢一杯あるのだが)
まず、今後必要なものは、体力、次に意欲と能力、そして、金力、更にどうしても必要なのは、感性力だと思っている。
歳を取れば取るほど落ちてくるのは、まず体力、そして、感性力、意欲と能力、金力の順だと思う。
それなりに気を付けていても、いつ体の不調が深刻になってくるのか分からない。しまった、あの時にしていれば良かったのにと思いたくない。
現在、58歳で、先のことを考えて取り敢えず努力していることは、語学力(主としてNHKのテレビ講座を中心に)、金力(子どもが成人したので、やっと少しずつ貯まっている)、体力維持(野菜中心の食事を殆ど毎日自分で工夫して作っている)、教材作成(パワ一ポイントで小児科の講義用のスライドを着実に作成している)、本出版準備(為になるかも知れない本を300まで行った所で出版できればいいなあと思っている)の5つ。
今までむちゃくちゃに生きてきたが、もう、無茶をする気はない。高い地位も要らない。年金もちゃんと掛けてきているので、今後の手取りが普通の人並み以下でも充分に満足出来る。体を壊してまで仕事をする気はもうとうない(そうでなくても、現在、いろんな病気と共存している。本態性高血圧症、高脂血症、逆流性食道炎、流行性角結膜炎後遺症、50肩、消化器があまり丈夫でない)。
60歳までは、今の調子でまだ頑張るつもりであるが、60歳からは、年齢に見合った分に今まで無理してきた分を差し引いて仕事をしようと思っている。
そして、何よりも、身近な家族(特に母と家内)を大切にして生きて行こうと思っている。
家内から言われました、「いつも何かを始める時には、それを止める時までちゃんと考えている。見ていると、今までずっとそれで来ている」と。
そう言われば、そうかも知れない。
小さい時から、目標や計画表を大きく書いて、机の前に張っていつも見ていた。大学に行っても、そして、今もその習慣を少なからず維持しているかな。
昔と比べると、自分の価値観がゆっくりではあるが、確実に変化し続けており、それに伴って、目標もそれなりに変更を余儀なくされている。