小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

「ゲームさせておけば,子どもは静かなですよ」「え」

2010-03-01 21:24:47 | 保護者への攻略法
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ここ数回は,「子どものゲームをやめさせるために」という話題を提供してきました。

このようにゲームで悩んでいる保護者の方は多くいらっしゃいますが,実は,このような保護者の方は,健全な保護者なんだと思います。

うまく指導できず,どうすればいいか頭を悩ますばかりの方でも,私たち教師から見ると健全です。

子どもの豊かな成長を願ってるからこそですから。

一方で,こういった方もいるのです。

「子どもにゲームさせとけば,とりあえず静かだから」

ということで,ゲームをさせっぱなしの家庭です。

あらゆるゲームのソフトを買い与えて,制限なくさせている。

子どもは熱中して,たしかにゲームに向かっている間は静かにしています。

それが,保護者にとっては都合がいいと感じるのでしょう。

言うまでもなく,これではいけません。

ゲームをやりすぎる害を理解して,保護者はゲームのさせ方に責任をもつ!

これは大事にしたいと思います。

ゲームばかりしてると…「勉強する時間がなくなる」「外で遊ばなくなる」「家族との会話が無くなる」という一般的な悩みは当然なこととしてあります。

これも,確かな「ゲームの害」ですので,阻止しなくてはいけない。

しかし,こういったことを「子どもの害」と感じない保護者の方もいるようで,そこには大きな問題があります。

ゲームが全く悪いわけではありませんが,なんでも「やりすぎ」には害が生じるものです。

まずは,「生理的な害」です。

いわゆる「ゲーム脳」という言葉もよく耳にするようになっています。

この「ゲーム脳」に関しては,まだ研究も途上の段階のようで,明確なものは打ち出せていないようですが,私たちも敏感になっておく必要があるでしょう。

ゲームをやりすぎると,脳や視力などの生理的な部分に何らかの害がある可能性が大きい,ということです。

(実際,96時間ぶっ続けでネットゲームをして死んでしまった韓国人がニュースになったこともありましたね。)

次に,「感情面の害」です。

ゲームには,その内容も種類が多く,パズルやスポーツなどのように健全なものならいいのですが,そうでないものも多いのです。

敵を次から次に殺していくアクションゲームや,道徳を無視した人間扱いをするゲーム,性的な刺激が強すぎるゲームなどは,やはり子どもにはさせたくないです。

それらをやりすぎて,子どもたちの感情面が麻痺してしまいそうで恐い。

その他にも,「ゲームの害」はあるのかもしれません。

そういった点をしっかりとゲームを買い与える側の保護者も理解した上で,子どものゲームのさせ方には責任を持つべきです。

その上で,学校の先生にも協力を得るべきところは,積極的に相談してみるといいでしょう。

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