小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

今ちょっと忙しいの…!2

2010-03-17 22:34:39 | 「教師-子ども」関係の攻略法
<script type="text/javascript" src="http://ct2.inukubou.com/sc/1342110"></script> <noscript> カウンター
[PR] ポイント</noscript>

休み時間,机にいる先生に子どもが明るく話しかけてきます。

たかこ「先生!ローラーブレード買ってもらったんだ!」

先生「・・・・」

たかこ「先生!…ねぇ!先生!」

先生「おっ,ごめんごめん,なに?」

たかこ「ローラーブレード!」

先生「ローラーブレードがどうしたの?」

たかこ「買ってもらったって言ってるじゃん!聞いてないの!?」

先生「あぁ,そっかそっか,よかったね。」

たかこ「すごいんだよ!始めは難しくてね,何度も尻もちついちゃった!」

先生「うん…」

たかこ「でもね,練習してるとね,結構簡単になってきてね,もうスイスイできるよ!」

先生「・・・・」

たかこ「先生!」

先生「あぁっ,ちょっとごめん。今忙しいんだ… またあとで教えてくれる?」

たかこ「もうっ」

思わず苦笑いしてしまいそうな光景ですが,教室ではよくありがちな光景です。

この先生は,きっとパソコンしていたり,書類を書いていたり,授業の準備をしていたりするんですよね。

子どもの話を聞きたいのは山々だけど・・・

ここで一工夫。

子どもより高いテンションで返す!

ちょっとおもしろい攻略法です。

たかこ「先生!ローラーブレード買ってもらったんだ!」

先生(あ,今はちょっと厳しい!)「おぉ!ローラーブレード!いいね!!」

たかこ「そう!すごいおもしろくてね…」

先生「あれは,おもしろいよね!!もうすべれるの!?」

たかこ「うん!」

先生「すごいじゃーん!!先生も一度やってみたいと思ってるんだけどね,大人用ってあるのかな!ごめん!先生ちょっとやらないといけないことがあるんだった!今度すべってるの見せてね!!」

と,ここまでたかこちゃん以上のテンションで話しておいて,そこからは黙々と自分の作業に戻ります。

たかこちゃんにとっては,十分な時間先生と話すことはできませんでしたが,自分の話題に先生も興味津々であることは伝わってきました。

それに,その話をする先生がうれしそうです。

その後,「忙しい」ということを先生が素直に伝えて,お話ができなくなりましたが,その話をもっとしたいけど,やむを得ずできないという状況が,子どもなりにも理解できそうです。

最初の会話と違って,話を聞いてくれない先生の冷たさや,聞いてる振りをするずるさは,なくなりますよね。

話が聞けないという残念な状況を,逆に切り返して,明るい印象を残してみましょう。

もちろん,その後時間が空いたときは,ローラーブレードの話をゆっくり聞いてあげたいですね。

↓応援ありがとうございます!ぽちっとお願いします!

にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ