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調べ学習を進めていると,たまにこういうことがあります。
班長さん「ただしくん,今日はどういうったことを調べられましたか?」
ただしくん「今日は,米作りをする農家の人の数がどんどん減っていることが分かりました。これからが心配だなと思いました。」
自分なりにある情報を見つけることができたのですね。
そして「心配だな」と自分なりに考えている点もえらい。
けど・・・
班長さん「けど,ただしくん,今日は「米づくり農家の人々の仕事」について調べるんじゃなかったかな?」
ただし「あ…たしかに計画ではそうでしたけど… これじゃだめかなぁ」
班長さん「うん… そのことはゆみこさんも調べてたし,困るなぁ」
ただしくんが調べたことは,内容的には意味のある情報なのですが,ちょっと的が外れてしまっていたのです。
何でも調べればいいというものではないですね。
特にグループなどで長期的な計画を立ててのぞんでいるのなら,その日その日の自分の役割は,きっちりと果たさなくてはならないものです。
そういう意味で,今回のただしくんは,よくがんばっているのですが,「もうちょい賞」になってしまいます。
ですので,
調べる際は,「情報を選択する」という意識ももたせる!
ことが必要です。
子どもは,目の前に現れた情報をうのみにしがちです。
特に興味をひくものや,ただしくんのように「農家」というキーワードさえ合っていれば,それで「調べた」という気になってしまいます。
情報を読み取る力のスタートは「情報を選択する」ということかもしれませんね。
そのためにも
1.かならずその日のめあて(テーマ)を掲げさせる
→「米づくり農家にはどのような仕事があるのだろうか?」などと,問いの形にして,それの答えを見つけるようにさせると,子どもには分かりやすいでしょう。
2.情報自体を吟味させる
→信頼できるものか,出典はどこか,古くないか,
3.関連する情報を見つけさせる
→めあてに対する答えになる情報が見つかったら,もしくは見つけられなくても,関係のある情報ならチェックさせます
急にこういった視点をもって子どもが情報に選択していくのは難しいかもしれませんが,そういった意識をもたせることは大事です。
上の「1.必ずその日のめあてを掲げさせる」これだけを欠かさないようにするだけでも,横道にはそれにくくなります。
インターネット社会で情報が溢れる中,自分の目で情報を選んでいく能力は大切なものですね。
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