小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

「調べ学習」で調べるべきこと

2010-03-09 21:08:28 | 授業中の攻略法
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「調べ学習」がしっかりとできるようなシステムが大事です。

学習計画を綿密に立てさせること

授業の始めと終わりに報告させること

これでずいぶん活動が引き締まります。

調べ学習の「形」はできてきます。

さあ,今度は調べ学習の中身です。

子どもは何を調べたらいいのでしょうか。その内容です。

もちろん掲げているテーマによって,調べる内容は変わってきます。

ここでは,どんなテーマを掲げたにしろ,共通して指導できるコツのようなものを考えてみたいと思います。

社会科を専門とされている先輩先生から,以前に教えていただいたのが

「キーワード」を与えるということでした。

子どものテーマにそって,教師がその時間に調べる際のキーワードを与えてあげる。

もしくは,一緒にキーワードを考えて設定させる。

こうすることで,子どもたちには調べる手がかりができますし,横道にそれることも少なくなります。

また,図書の本やインターネットで検索するときに,そのキーワードが活躍することになります。

先輩に教えていただいた私も「なるほど。こりゃいい。」と,適宜使わせていただいています。

加えて,これもおもいしろいですよ。

「キー数字」を見つけさせる!

キーとなる「ワード」だけでなく,「数字」に着目させるのです。

というのも,「数字」には力があります。

事実を伝えるのに,数字は何よりインパクトを与えますし,説得力をもっています。

そして,数字は,まだ想像力が未熟な子どもたちにとっても,何よりも分かりやすい表現力をもっています。

だからこそ,調べ学習では,数字を見つけさせたいですね。

・一日分のゴミを処理するのに○○億円かかっている

・人間の体は,○○本の骨でできている

・アメリカでは,○人に一人が肥満とされている

・世界中では一日に○人の人が,飢えで亡くなっている

これらの「○」のところに入る数字に,子どもたちは興味があります。

単元の終りに班ごとに発表するときに,これらの数字を発表出来れば,なかなかおもしろい発表となりますよね。見ている子たちも「へぇ,すごい」とうなずくでしょう。

それをめざして,毎時間の調べ学習でもぜひ子どもたちに声をかけましょう。

「さあ,今日も『キー数字』を見つけてこよう!」

何を調べればいいか,難しいと感じている子たちにも,「数字を見つけよう」という分かりやすいめやすができます。

※ちなみに,「キーワード」らしく「キーナンバー」としないのは,「ナンバー」というと,1・2・3・4… あたりがイメージされるので,ここでは「数字」として,より幅広く調べられるようにしようとしています。

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