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「総合的な学習の時間」が導入され,わたしも何度となく失敗したことがあります。
「じゃあ調べておいで」「はーい」
(よし,子どもたちが調べ学習をしている間にちょっと時間ができるぞ。その間に別の仕事を…)
そんな時間が続き,単元の最後に子どもたちが発表するときになって,
(なんじゃこの発表は! ・・・反省)
もちろん子どもたちを責めるわけにはいきません。
きちんとした指導をしなかった自分に反省です。
調べ学習の間いつも先生がそばにいて手伝ってあげるわけにはいきませんし,それではこの学習のねらいが弱くなってしまいそうです。
しかし,必要な指導はしなくてはいけない。
前回は,授業の始めに「今日の活動」を班別(個別)に報告させる,そして活動に取り組ませることを紹介しました。
これとリンクして,もう一つ。
授業の終わりには,今日の成果を班別(個別)に報告させる!
ことも調べ学習のシステムに入れ込みましょう。
課題があれば,評価がある。当然です。
調べ学習で出て行く子たちにも,必ず5分前くらいには教室にもどることを指示しておきます。
そして
先生「班長は,班のメンバー全員の今日の成果を確認しなさい。」
班長「では,ひろあきくんから,今日分かったことを一つ報告してください。」
ひろあき「今日は,江戸時代には人のおしっこなどを回収して,肥料として生かす仕事があったことが分かりました。」
たかこ「わたしは,外国でもリサイクル運動が進んでいて…」
先生「報告が終わったら,班長は先生のところに報告にいらっしゃい」
班長「4班です。報告が終わりました。」
先生「きみが特に印象に残った報告を,2つ教えてください。」
班長「一つは,ゆうきさんが,ハイブリッドカーについて… もう一つは…」
先生「よく分かりました。」
といった具合です。
この報告の場面があるので,班員は調べ学習で手をぬくわけにはいかないし,何か材料を得るためにも必死で工夫しなくてはなりません。
手ぶらで班に帰れば,そりゃあ冷たい視線が注がれるかもしれません。
コツは「一つ報告する」ことでしょう。すべてを報告させると時間がありませんし,報告がうまくない子はダラダラとなってしまいます。
一つ見つけることができる子は,それに付随していくつかの情報を得るものです。
マンネリ化しないように,時には個別に先生に報告させてもいいでしょう。
毎時間の評価カードをつくるなどして,報告の程度によって「◎」「○」「△」をつけてあげてもいいですね。
私もこうして書いているうちに気付きましたが,こういったシステムは大人の会社と同じようなものですね。
営業に出る前にも後にも,当然上司へ報告をするものでしょう。
なるほど。
「調べ学習」がしっかりできれば,そこで身に付く能力もあるのですね。
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