小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

教室という部屋の「色」を意識したことがありますか

2011-08-03 15:34:28 | 学級生活の攻略法

ブログのデザインを変えてみました。

いかがでしょうか。

もちろん私が自分でつくったデザインではなくて,ブログサービスの中から選んだものです。

ブログをされている方なら知っていると思いますが,選ぼうと思えばいろんなデザインのテンプレートがあって,どれも上手につくってありますよね。

さすがプロのサービスだなぁなんて,感心します。

今回のこのブログは「クローバー」がテーマで,緑色を基調としています。

私自身「いいな」と思って,選んだわけですが。

さて

学校にもこんなデザインに関する「センス」が見え隠れする場所があります。

一番はやっぱり学級設営でしょう。

やはり学級設営に関しても,上手な設営と,そうでない設営,センスのいい設営と,センスのよくない設営があるように思います。

…センスがよくないと思ってしまった学級には申し訳ありませんが。

その違いはなにか。

ものの配置のバランスがよいか・縦横がきれいに真っ直ぐ並んでいるか・設営物の中身が充実しているか・子どもの発達段階に合っているか・季節に合っているか・・・

などいろいろあると思いますが,ここには担任の設営,というか「空間デザイン」とでもいいますか,そのセンスが表れるように思います。

「ものがきれいに並んでいる」というクラスはよく見ますが,さらに設営の上いくクラスは

設営の色に統一感をもたせる!

ことにまで念を入れてしていたりします。

これがなされている学級とそうでない学級では,一歩教室に足を踏み入れた瞬間に,雰囲気が違うのが分かりますね。

例えば,こう質問されたら,答えることができますか?

「あなたの学級は,主に何色ですか?」

「クラスの設営にそんなことまで考えないよ~」

って先生が多いかもしれませんが,それはクラスで過ごす子どもたちにちょっと失礼な話です。

子どもたちは一日の大半をその教室ですごすわけです。

何より,そこは子どもたちにとって少しでも快適な場所でなくてはいけません。

普段何気に利用している,外のお店やホテルなどの建物内というのは,もちろん色を考えていて,そこには,意図的な色の統一感があるものですよね。(これはプロのデザイナー・建築家の腕によるものだから)

そして,そのセンスが良ければ,やはり居心地がいいものです。

無意識であっても,そこにいる人にとって色の印象というのは大きいのでしょう。

逆に,センスが悪く,色がガチャガチャした部屋では落ち着かない。

こういった考え方は,ぜひ学級設営でも取り入れたいものです。

一つの部屋を「デザイン」する。

教師という仕事からは慣れないことかもしれません。

だから,まずは色に統一感をもたせることから始めてはどうでしょう。

壁紙の色,掲示物を囲う線の色,クラス目標の字の色,飾る写真の背景の色・・・

こういったところに統一感をもたせると,非常にクラス(部屋)の雰囲気が落ち着き,まとまってきます。

ちなみに,子どもの中には,混じり合い過ぎた多くの色が苦手な子もいるようです。

そういった子のためにも,色を統一させることは効果的です。