夏休みで子どもと会っていないので,どうしても「仕事術」や「教師力」の記事が多くなってしまいます。。。
仕事が速い人
仕事が遅い人
どんな仕事の世界でもいるでしょうね。
この差はどこでできてくるのでしょうか。
「経験」
ではないように思います。
経験を重ねれば仕事が速くなることでもありません。
若いのに仕事が速い人もいるし,年配なのに仕事が遅い人もいます。
となるとやっぱりこの差は,まず
「勉強」
から生まれていると思います。
仕事を速くするためにどうすればいいか,それを学ぶかどうかです。
原点は,それを学びたいとか,学ぶ必要があると感じられるか。
そして,そこから具体的にいろんな方法でその手段を身につけていくことができるか。
でしょうね。
となると,
「賢さ」
という言葉が適切かは分かりませんが,頭がスマートでなくては,その勉強も身につきません。
結論,仕事が速い人って,やっぱり頭がいいんじゃないかと思います。
この,仕事が速い遅いってことに関して,単純に考えれば
仕事が速い=仕事の質が劣る
仕事が遅い=仕事の質が上がる
って思ってしまいそうですが,私はこれも違うと思っています。
経験上,
仕事のスピードと,質は相関する!
そう感じています。
要するに
仕事が速い=仕事の質も上がる
仕事が遅い=仕事の質も劣る
そんな関係にあるのではないかと。
(もちろんすべてがそうではありませんが,基本的に)
仕事が遅い,要するに時間をたくさんかけたからといって,それの中身がよくなるという結果には,ほとんど至らないものです。
効率の悪さ,緊張感のなさ,集中力のなさ,そういったものが仕事の結果としても表れるのではないでしょうか。
加えて,仕事が遅いことは周りの人も巻き込んで迷惑をかけてしまいます。
逆に
仕事が速いということは,効率のよさ,高い緊張感,短時間の集中力が仕事の結果として表れます。
言うまでもなく,このスピードは関係する周りの人々にもうれしいことです。
例えば,テストの採点について。
採点が遅い人は,その後の評価も遅れ,それを受けた明日の授業づくりも遅れ,他の仕事への取り掛かりも遅れてしまいます。
子どもたちへの返却も遅れ,不評です。
採点が速い人は,その後の評価も速くなり,早速明日の授業づくりにも生かすことができ,他の仕事への取り掛かりも速くできます。
一気に集中してできた作業は,全体のできを把握するのにも役立ちます。
そして,テストがすぐに返ってくることは,子どもたちの記憶も新鮮で,大喜びです。
このように,学校でのいろんな仕事に言えることだと思います。
もちろん,時間をかけなくてはできない仕事もあります。
熟考に熟考を重ねてこそできる,大きな仕事に関してはまた別です。
ここでは,普段のルーティーンワークのようなものについて,そのスピードの重要性を強調したいと思います。