小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

今年は「なんとなくがんばる」からの脱却

2012-04-04 19:09:08 | 教師力UPの攻略法

新年度のスタートが目前です。

明日まで春休みですが,明日は入学式準備のために,旧5年生,私が受け持った子たちが集まります。

正直,顔を見られるのがうれしいような,まだ早いような(笑)

さて

新年度がスタートしてしまえば,それ以降は毎日があっという間に過ぎていきます。

そしてあっという間に1月,1学期,1年・・・・ と過ぎるものです。

もちろんその中で,先生たちは子どもとの思い出をたくさんつくっていくし,仕事には精一杯取り組みます。

成功も失敗も,笑いも悲しみもたっぷり含まれた,中身の濃い一年を過ごします。

新年度を目前にして,先生たちの頭には

「受け持つクラスをいいクラスに…!」

「いい授業を…!」

「担当の校務を滞りなく…!」

という思いがいっぱいなはずです。

そしてこの思いは一年間続くわけで,それが先生としての努力につながります。

せっかくならば,その努力にしっかりとしたテーマをもってみましょう。

今年度の一年間に,自分なりのテーマを設けてみる!

例えば

学級経営に関して,「学級で男子と女子の仲が深まるようにするためには」

授業に関して,「国語の物語文をよりおもしろく授業する工夫は」

校務に関して,「学籍簿管理の係として,数ある転出入を効率的にさばく方法は」

というように,大きなテーマでも,小さなテーマでもいいと思います。

何かしら,自分なりに

「今年はこれを極めてみよう」

というものをもつことです。

それは,仕事にのぞむ意識をより高めるとともに,その仕事が楽しくできるようになります。

そして,その成果を誰に発表するわけでもないけど,1年間を終えるときには,いつも以上の達成感を味わえるようになります。

こうしたテーマが一年,また一年と積み重なっていき,確かなキャリアとなっていくものです。

この「確かなキャリア」を積み上げることが一番の目的です。

「なんとなくがんばる」ことを繰り返すだけでは,それでももちろん経験は積み重ねられていくわけですが,「確かな」ものが得られません。

それではさびしい感じがするし,たくさんの努力がもったいない。

積み重ねる経験が,確かに自分の確固たるキャリアになるように,自分で意識をしていくことが大事です。