新年度のスタートが目前です。
明日まで春休みですが,明日は入学式準備のために,旧5年生,私が受け持った子たちが集まります。
正直,顔を見られるのがうれしいような,まだ早いような(笑)
さて
新年度がスタートしてしまえば,それ以降は毎日があっという間に過ぎていきます。
そしてあっという間に1月,1学期,1年・・・・ と過ぎるものです。
もちろんその中で,先生たちは子どもとの思い出をたくさんつくっていくし,仕事には精一杯取り組みます。
成功も失敗も,笑いも悲しみもたっぷり含まれた,中身の濃い一年を過ごします。
新年度を目前にして,先生たちの頭には
「受け持つクラスをいいクラスに…!」
「いい授業を…!」
「担当の校務を滞りなく…!」
という思いがいっぱいなはずです。
そしてこの思いは一年間続くわけで,それが先生としての努力につながります。
せっかくならば,その努力にしっかりとしたテーマをもってみましょう。
今年度の一年間に,自分なりのテーマを設けてみる!
例えば
学級経営に関して,「学級で男子と女子の仲が深まるようにするためには」
授業に関して,「国語の物語文をよりおもしろく授業する工夫は」
校務に関して,「学籍簿管理の係として,数ある転出入を効率的にさばく方法は」
というように,大きなテーマでも,小さなテーマでもいいと思います。
何かしら,自分なりに
「今年はこれを極めてみよう」
というものをもつことです。
それは,仕事にのぞむ意識をより高めるとともに,その仕事が楽しくできるようになります。
そして,その成果を誰に発表するわけでもないけど,1年間を終えるときには,いつも以上の達成感を味わえるようになります。
こうしたテーマが一年,また一年と積み重なっていき,確かなキャリアとなっていくものです。
この「確かなキャリア」を積み上げることが一番の目的です。
「なんとなくがんばる」ことを繰り返すだけでは,それでももちろん経験は積み重ねられていくわけですが,「確かな」ものが得られません。
それではさびしい感じがするし,たくさんの努力がもったいない。
積み重ねる経験が,確かに自分の確固たるキャリアになるように,自分で意識をしていくことが大事です。