新年度がスタートしました。
私,今年は6年生です。
卒業生を,気合いを入れて受け持ちたいと思います。
始業式,そしてその後の入学式,クラスの子たちの表情がよかったです。
今年一年のスタートの日に,いい感触を覚えました。
これって,大事なことです。
さて
この時期担任の先生は思います。
「今年は,このクラスをどんなクラスにしようか」
子どもたちの成長に願いを込めて,できるかぎりの努力をしていこうと決意するものです。
もちろん,私も考えています。
小学校最後の一年,この子たちにどんな一年を過ごしてほしいか…
そうすると,思い出されるのはこれまでに受け持った6年生学級。
過去に4度受け持ち,今年は5度目になります。
卒業生を受け持つとなれば,自然と学級に込める熱意も担任として強くなったように思います。
そして,「絶対にいいクラスを作るんだ」と,精一杯の思い伝え,自分にできる精一杯を尽くしてきました。
一年が過ぎ,卒業のころ,クラスにはまとまりができていました。
その年その年で,クラスのカラーには違いがありました。
どのクラスも,とても印象に残っているし,正直,学級担任としてしてきた仕事にある程度の満足感を感じられるものでした。
それは先生としてとても幸せなことです。
さあ,今年。
以前の6年生学級を真似するのか。
参考にするのか。
超えるのか。
全く違うものを目指すのか…
そんなことを色々と考える中で,ふと思うことがあります。
「クラスの価値観」
このクラスで大切にしたいのはこういうことで,このクラスはこうあるべきだ。
それがクラスの価値観だとすれば,学級経営をするということは,目指す学級像を描きそれに向かうということは,その価値観に基づいて子どもたちをまとめあげることなのか…
という一つの疑問 …というか何というか。
今までにはひっかかったこともなかったような部分に,不意にひっかかってしまいました。
以前,若くエネルギッシュだったであろう私は,担任として,きっとこの価値観を強烈に固定し,それでクラスをまとめあげようとしていたと思います。
強烈なリーダーシップをもって,クラスの子たちを統率する。
クラスの組織や秩序を形成する。
そして,クラス全員のベクトルを同じにする。
何の疑いもなく,それが担任の(卒業生学級担任の)するべき仕事だと思っていたように感じます。
そして,実際にそうして,「いいクラスだった」なんて声もたくさんもらったりしましたし,今振り返っても,いいクラスだったと素直に思えます。
こないだ会った卒業生たちも,かなり大きくなっていましたが,あのときのクラスがみんな大好きだったと口々に。
でも,今年のスタートにあたり,今年もそうするべきなのかということに,なぜか引っかかっているのは,私も経験年数が増えてきたからなのか,教務や一年生担任など幅広い仕事を経験してきたからのか,それとも自分に子どもができたからなのか。
今年は,学級経営にのぞむ基本的な姿勢を,根本から見直してみようかなと思っているところです。
まとまらない文章ですみません。
続きは次回。