私は毎日学級日報を出しています。
B5サイズで,その日に印象に残った授業での子どもの様子や,笑えるエピソード,保護者への連絡などをコンパクトに掲載しています。
今年は6年生担任ですが,これまでと同様に,やはり毎日出しています。
10年間,これを作ることが毎日の日課になっていますので,毎日当たり前の作業です。
大変だと感じることもありません。
…が,ふとたまに思います。
(もしこれを書かなかったら,今日一日はもうちょっと楽になるのかなぁ)
書かない日はないから分かりません。
中には日報に批判的な先生もいると聞いたことがあります。
他の先生と差がつくとか,授業がおろそかになるんじゃないかとか。
幸い,私がこれまでに組んだ同学年の先生や,お隣の教室の先生はみんな
「えらいね,先生。どうぞ書いてね。」
と言ってくれる先生ばかりでした。
年度初めに一応
「私は毎日日報を出そうと思うのですが,いいですか?」
と聞くようにしているので。
これからも続けようと思います。
子どもたちのため,保護者のために書いているものですが,10年も続けると,自分のためでもあるように感じています。
私の毎日の足跡です。
時に読み返し,懐かしくなります。
さて
日報・週報・~だより
先生が子どもや保護者向けに書く通信はいろいろとありますが,その際に気をつけたいことを考えてみたいと思います。
まずは,基本。
主語と述語の整った正しい文を書く!
・・・おいおい,なめるんじゃないよ! って声が聞こえてきそうですが,これができない先生も多いと聞いたことがありますし,失礼ですが,そんな先生が書く文章を読んだこともあります。
例
・子どもたちは積極的に発表し合う中で,友だちの意見も参考にしながら,お互いの考えを高め合い,非常に感心させられました。
あえて書くとわざとらしく見えますが,この文がチグハグなのは誰の目にも分かります。
(学校ではよく目にしそうな文章じゃないですか?)
主語と述語が整っていないというのは基本的な誤りですが,それは一例にすぎず,誤った文章になってしまう原因はいろいろとあります。
言いたいことがまとまっていない。
一文が長すぎる。
句読点が不適切。
接続語が不適切。
などなど。
自分の言葉で学級通信を作り,何年も繰り返し作り,慣れてきて,得意気になってくると,「自分の文章」なんて見直すこともなくなります。
必ず癖があるもので,それが誤りであることもあるのです。
私も,毎日書いている限り,正しい文章を書けているのか,いつも注意したいと思っています。
…このブログの文章も気をつけます!