小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

学級通信 得意気に書く前に

2012-04-19 21:08:39 | 学級生活の攻略法

私は毎日学級日報を出しています。

B5サイズで,その日に印象に残った授業での子どもの様子や,笑えるエピソード,保護者への連絡などをコンパクトに掲載しています。

今年は6年生担任ですが,これまでと同様に,やはり毎日出しています。

10年間,これを作ることが毎日の日課になっていますので,毎日当たり前の作業です。

大変だと感じることもありません。

…が,ふとたまに思います。

(もしこれを書かなかったら,今日一日はもうちょっと楽になるのかなぁ)

書かない日はないから分かりません。

中には日報に批判的な先生もいると聞いたことがあります。

他の先生と差がつくとか,授業がおろそかになるんじゃないかとか。

幸い,私がこれまでに組んだ同学年の先生や,お隣の教室の先生はみんな

「えらいね,先生。どうぞ書いてね。」

と言ってくれる先生ばかりでした。

年度初めに一応

「私は毎日日報を出そうと思うのですが,いいですか?」

と聞くようにしているので。

これからも続けようと思います。

子どもたちのため,保護者のために書いているものですが,10年も続けると,自分のためでもあるように感じています。

私の毎日の足跡です。

時に読み返し,懐かしくなります。

さて

日報・週報・~だより

先生が子どもや保護者向けに書く通信はいろいろとありますが,その際に気をつけたいことを考えてみたいと思います。

まずは,基本。

主語と述語の整った正しい文を書く!

・・・おいおい,なめるんじゃないよ!  って声が聞こえてきそうですが,これができない先生も多いと聞いたことがありますし,失礼ですが,そんな先生が書く文章を読んだこともあります。

・子どもたちは積極的に発表し合う中で,友だちの意見も参考にしながら,お互いの考えを高め合い,非常に感心させられました。

あえて書くとわざとらしく見えますが,この文がチグハグなのは誰の目にも分かります。

(学校ではよく目にしそうな文章じゃないですか?)

主語と述語が整っていないというのは基本的な誤りですが,それは一例にすぎず,誤った文章になってしまう原因はいろいろとあります。

言いたいことがまとまっていない。

一文が長すぎる。

句読点が不適切。

接続語が不適切。

などなど。

自分の言葉で学級通信を作り,何年も繰り返し作り,慣れてきて,得意気になってくると,「自分の文章」なんて見直すこともなくなります。

必ず癖があるもので,それが誤りであることもあるのです。

私も,毎日書いている限り,正しい文章を書けているのか,いつも注意したいと思っています。

…このブログの文章も気をつけます!