今年は研修主任です。
2か年研究の2年目を任されました。
秋には大きな研究公開を控えています。
私としては
・研究内容を絞ること
・研究内容をより明確にすること
・公開までの確実な計画を立てること
・研究を進める組織をつくること
そして
・中身のある,いい研究をすること
が,今年の大きな仕事だと思ってます。
そのために
この4月のスタートがかなり大事です。
ここがうまくいけば,公開までの約半年の活動も軌道に乗り,公開自体がいいものになることが期待できます。
逆に,ここでコケると,もう一度いい形を作り直すことが必要となり,そんなことしている時間的な余裕はほとんどなく,結局,研究自体が残念な中身になることが目に見えています。
さて,来週に今年度の一発目の研修を控えています。
ここで,上の研究内容や,計画,組織について私が提案します。
ここで
「うん,この計画でOKだ」
「私も協力します」
「おもしろい研究になりそうじゃないか」
他の先生たちからそんな感触を受けることができれば,しめたものです。
ぜひ,それをねらいたい。
そのために,先週から「根回し」に奔走中です。
その日にいきなり独りよがりな提案をしてもだめです。
すでに,味方をたくさんつくっておかなくては。
研究授業をお願いしたい先生,研究班のリーダーをしてほしい先生,研修に対して批判的な先生・・・
などなど,先に声をかけておきたい先生はたくさんいるものです。
その先生たちに根回しをするのですが,そのときは
わざとでも,その先生の担当教室まで出向き,根回しする!
これがテクニックです。
「わざとでも」というのは,その先生と職員室で顔を合わせても,廊下ですれちがっても,そこで話を持ちかけるのではなく,あえて教室まで行く,ということです。
いやらしいですが,そうすることで
「わざわざ私のために,ここまで出向いてくれたんだ」
と思ってもらえます。
そして,そうしてもらった先生は,その努力や謙虚さを受け止めてくれるし,そこまでして自分を「特別扱い」してもらっていることに,少なからずいい気持ちになれるものです。
そんな気持ちにさせた上で
「先生,先生の力を貸してください」
なんて,少しおおげさな語り口で切り出していく。
すると,どんな大変な仕事を頼まれても
「・・・・仕方ないなぁ。先生からの頼みじゃ断れないよ。一肌脱ぎますか」
なんて,すべてがうまくいけばいいのですが(笑)
でも,私の経験からも,この「根回し」っていうのが仕事では本当に重要で,さらにその根を回す方法が,デリケートで,また重要だっていうこと,
多く実感しています。