東京では、本日をもってすべてのお店の営業が解禁となった。
県をまたぐ移動も制限が解除された。
だが、コロナ前の状態に戻るわけではない。
新しい日常が始まるのだ。
コロナで活動の場を失った役者たちが立ち上がって
自主制作映画を作った。
一週間限定の公開らしい。
手足を縛られた状態の演劇業界。
新しい日常なんてありえない。
一石を投じる作品だ。
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雨の東京。
水道橋で飲んだ。
東京ドームではプロ野球の開幕戦「巨人-阪神」が
無観客で行われている。
無観客でもプロ野球の開幕は
率直にうれしい。
水道橋の焼き鳥屋は満席・・・密だった。
だが、その場にいた客はみな・・
心地よかったのではないだろうか。
少なくとも私はそうだった。
新しい日常とは、
マスクをしたり、距離をとったりすることをいうのではない。
コロナと闘いながらも
以前のような人間らしい生活を模索する。
それが新しい日常なのだろう。
こんな状況だから何もできない・・・
ではなくて、
こんな状況だから、何かをしなくてはいけない!
ある役者たちの風景は
そのことを私たちに気付かせてくれた。