どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

へこたれない

2020年11月02日 | 読書・歴史
鎌田實氏の著書に登場するのは、
余命を宣告された人の物語が多い。

命の有限性を実感し、死と向き合い最後の時を過ごす。

だが、不思議なことに、それらの物語には悲壮感がない。
むしろ安らぎさえ覚える。

人間にとって死と向き合うことは、
生と向き合うことなのかもしれない。

同じ24時間が、より濃密に感じられ
命に対する感謝の気持ちが湧き出てくるのだろう。


考えてみれば、人間は必ず死ぬ。
余命を宣告されようがされまいが、いつかは死ぬ。

それは明日かもしれない。

死生観というものは、考えれば考えるほど肩に力が入ってしまうが・・・

鎌田氏は力まなくてよいという。


「へこたれない」冒頭の詩を読むと、
深呼吸をしたような気分になった。

バタバタしない 
どんな状況に追い込まれても

ハラハラしない 
つらいことや 悲しいことがあっても

オロオロしない 
悪いことが次々に重なっても

ジタバタしない 
病気になっても 左遷されても 仕事が見つからなくても

オタオタしない 
ピンチになっても あきらめない 
生きるのがつらくなっても なげださない 
欲しいものがいっぱいあっても 求めない

人とくらべなくていい
あなたはあなたらしく 
ていねいに生きればいいのだ

オタオタしないで




コメント
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