博文約礼

近隣住民もいろんなひとがいる。

マナーを守らない人に対し、
ただ注意するだけでは、より空気も悪くなる。

文句を言いたい気持ちをぐっとこらえて、
出会ったら、
こちらから笑顔で挨拶をするようにしている。

まったく無視をする人もたまにいるが、
それでも声をかけ続けると、すこしずつ心を開いてくれるものだ。

今朝、そんな瞬間があった。

今日の天気のように、心の曇りが晴れた。

心の有り様というものは不思議なものだ。


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湯島聖堂・論語塾。

定子先生の冒頭挨拶は季節の移ろい。

山手線の電光掲示板が紅葉になりました。
　
自然というものは人の目論見とは関係なく移ろう。
だから安らぎを覚るのかもしれません。

朝通勤の途中、いつも桜並木の枯葉を掃除しているおじさんがいます。
笑顔で挨拶をし、少し声を交わしました。

いつもたいへんですね。

すると、
春に楽しませていただいたのでこのくらい当然です。
と笑顔で応えたそうだ。

その自然な笑顔と立ち振る舞いに
とても爽やかな気持ちになったという。

いい話だ。

その人の立ち振る舞いには人柄が表れる。
そして日常が表れる。

やっぱり付け焼刃ではダメなんだな・・

それにしても、ほんとに些細なことに対する
定子先生の感受性には脱帽だ。

定子先生のお話を聞いて、
私も爽やかな気持ちになった。


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本日の書道塾、参加者6名。
それぞれのペースで、真剣にかつ和気あいあいと
書道を楽しんだ。


博文約礼　
はくぶんやくれい

広く学び、その知識を礼によって集約し、実践すること