どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

誰がために鐘は鳴る

2022年04月28日 | 読書・歴史
作詞家:松本隆。

彼の詞はどこかモノ哀しいが、
けっして暗さはなく、不思議な色彩を保ちながら
あか抜けている。

例えば、Sweet Memories  赤いスイートピー(曲:ユーミン)
冬のリビエラ 君は天然色(曲:大瀧詠一)

確かに作曲陣とのコンビネーションの賜物であることはそうなのだが、
松本隆の詞だから曲も生きる。

結果、心に染み入る歌になるのだ。


作詞は言葉だ。

私も歌を作っていたので、
彼がどのような言葉に触れてきたのか、
本を読んできたのか、
とても興味があった。

もう30年以上前になるが、
何かの雑誌に彼のインタビュー記事が載っていた。

その中に、好きな書籍としてヘミングウェイの短編集があった。
なるほど、ヘミングウェイを読めば
あんなあか抜けた歌詞が浮かんでくるかも・・
などと、勝手に想像していた。

私はヘミングウェイを読んだことがなかった。
そもそも洋物は苦手だった。

歴史は世界史より日本史。
地理も世界より日本が好きだった。

小説に出てくる人名や地名など、
横文字や長いカタカナ名がでてくると頭が混乱するのだ。

それでも思い切って書店へ行き「ヘミングウェイの短編集」を買った。

気合を入れて読み始めたが・・・
数ページで頭がついて行かなかった。


あれから数十年・・・縁あって、
ヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」を読んでいる。

高見浩氏の訳が入りやすいのか、
今、ウクライナで起こっている戦争が重なっているのか、
自分でもよくわからないが、
今回は最後まで読み通せそうだ。

ヘミングウェイの文章には
あざやかな旋律を感じる。






<松本隆作詞の一覧リスト Uta-Net>

コメント
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