信・・・この言葉、中国では「便り」という意味ですね。ですから花信風は
花が咲いたと告げる風からの便り・・・とでも言いましょうか。美しい言葉ですよねえ!
さて、その花信風(かしんふう)のお話しですが。
これは、二十四節気の小寒から穀雨までの間、各節気での花の開花を知らせる風のことをさして言います。
2018年の小寒は1月5日~~~~耕雨は4月20日。
つまりこの間に吹く風のことを「花信風」と言うのです。
この間の各節気に咲く花を調べてみました。
小寒には・・・梅・山茶(つばき)・水仙、大寒には瑞香(じんちようげ)・蘭・山礬
立春には・・・迎春(おうばい)・桜桃(ゆすら)・望春(こぶし)
雨水には・・・菜・杏・李、
啓蟄には・・・桃・棣棠(やまぶき)・薔薇、
春分には・・・海棠・梨・木蘭、
清明には・・・桐・麦・柳、
穀雨には・・・牡丹・荼靡(どび)・楝(おうち)
難しい字もありますね。読めないわ。
読めてもどんな花か分からない・・・まだまだ知らないことだらけ。
まあ、それはさておき。
春は花の季節ですね。優しい風が吹くたびに、その風にのった花の香りが、
また一つ花が咲いたよと知らせてくれる。風がそんな便りを届けてくれる。
花信風・・・なんて美しい言葉でしょう!
さて、今日はこんなお話しでした。
皆様本日もご訪問頂きありがとうございました・・・・・・