67camper's Blog

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マクリーンのラバーマンに酔いしれる!

2012-05-19 14:45:39 | jazz & vocal

The Jackie McLean Quintet/Jackie McLean
(Jubilee YW-7561-RO, jp.reissue)

 前にも書かしてもらいましたが、「泣きのマクリーン」が最も如実に表現されているのは疑いもなく50年代後半のプレイだと思います。此の時代,3大名演はやはりクールなファーマーとフロントを形成し熱いプレイを展開した"Cool Struttin'"のプレイ,リーダー盤の”4, 5&6"そして本日アップの初リーダー盤の猫のマクリーンの3つだろうと思います。いずれも今から30年以上も前に買い求めたものですが、久々に聴くと実に新鮮です。

 3枚とも学生時代にジャズ指南をしてくれた,開店当時の新潟ジャズ・フラッシュのマスターSさんのお好みのマクリーンだったのではないでしょうか?特に猫のマクリーンは頻繁にかかっていましたね。メンバーは説明の必要はないでしょうが,Byrd,Mclean, Mal, Watkins, Ronald Tuckerの5重奏団です。とにかく溌剌としたバードと泣きのマクリーンを随所で感じさせる"It's You Or No One"や"The Way You Look Tonight"をはじめとするアップテンポナンバー,そしてマル名義のレフトアローンの快演を彷彿とさせる”Lover Man"の陰鬱なマルのピアノと真骨調とも言えるマクリーンのバラードプレイのコラボは此のアルバムのハイライトと言えるのではないでしょうか?

 所有盤は当然のごとく当時に普通に売られていた1500円のコロンビア廉価盤です。カバーの紙もしっかりしているし,こんだけ所有していると愛着もひとしおですね。