67camper's Blog

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日本人ならセイコー5って選択肢もありかな?

2014-02-14 18:53:16 | 時計

 1960年代、アメリカに次ぐGNPで豊かになった日本の象徴は自動車、3種の神器と言われた家電類、カメラ、時計などのメイドインジャパンの工業製品だったですよね。この時代、子供だった自分の父親やじいさんはこんな工業製品をとっても大事に扱っていたように思います。今日は、セイコーの話。服部時計店として知られるこのブランドは、本当に優秀なブランドでした。外国製品は1ドル360円に固定されていた時代で恐ろしく高価であり、たとえばマーチンのアコギは車ぐらいの値段がついていた訳です。高知は今もそうですが、中学受験が当たり前の当時としては少しかわった県でした。高知市内の進学校に合格すると、当然ながら汽車で通学となるわけで、親が腕時計を買い与えてくれるのが結構一般的だった気がします。今のように、100円均一のデジタル時計もないですし、携帯電話で時間を見るなんてこともできなかった時代です。中学1年生の左腕には十中八九、真新しい腕時計が輝いていた気がします。自分もシチズンの自動巻を買ってもらって長く使っていました。友達の中には、セイコーの時計で文字盤に「5」の字が輝かしく見えるセイコー5をしているやつが多くいた気がします。

 

 さて、そのセイコー5を最近入手しました。セイコー5は60年代のセイコー社を代表する機械式時計でいろんな種類が存在します。クオーツの出現で生産中止となりましたが、外国では安価だし電池交換も不要で信頼性も高いことから生産され続け今や逆輸入モデルも存在するのです。黒文字盤の「5」はかなり初期のモデルだと思います。諏訪精巧舎のマークも確認でき、風貌は分厚く、おそらくプラスチック製です。もう一つは、当時よく見たすっきりとした印象のシルバーの文字盤がお気に入りの一品です。いずれも社外品のベルトが付いてますが、革ベルトは残念ながらバックルがゴールドです(シルバーに変えなきゃね!)。そして社外のステンレス製のブレスです。手元に来た時は、かなりゆるゆるのブレスでした。

 そこで登場したのがブレスの駒調整用器具です。これ100円均一ショップで購入できるシロモノなんですが(実際は210円です)、これで駒を外して微調整できます。一つかまえておいて損はないスグレモノです。