67camper's Blog

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ザ・ピーナツもカバーしたCaterina Valente

2015-01-10 15:55:50 | jazz & vocal

Strictly U.S.A. / Caterina Valente (LONDON LL3307)

 先日、YouTubeをサーフィンしながらザ・ピーナツ映像を見ていた。そういえば、シャボン玉ホリデーのエンディングはスターダストでしたよね。あの頃の編集が少ないバラエティ番組、今見ても新鮮ですね。さてそのピーナツが唄っていた「情熱の花」って知ってます?そうです、ベートーベンの「エリーゼのために」のパクリ曲です。結構、ヒットして有名曲だと思うのですが、これ自体が外国のカバーなんです。本家は、今日の主役のCaterina Valenteです。

 1931年スペイン系の父とイタリア人の母の間にパリに生まれたヨーロッパ人です。「唄う通訳」というニックネームがあり、ヨーロッパはもとより、その幅広い活躍はアメリカではジャズ、ポップボーカル、ボサ、日本では歌謡曲に影響を与えたのです。情熱の花のオリジナルのVINYLをもってりゃ、一流のボーカルファンですがやっぱり2・3流の自分のコレクションはそこまで用意周到とはいかないのです(笑)。でもってカテリーナのアルバムを一枚紹介しますね。勿論、ジャズ批評の「女性シンガー第百科」にも掲載されている"Superfonics"も良いですが、これはまた別の機会に・・・。紹介盤は個人的にジャケ写が好きな"Strictly U.S.A."です。演奏はJohnny Keatingのオケです。センターラベルには"Made in England"、ジャケ裏解説には"printed in USA"の文字がおどります。London レコードなのでやっぱり英国録音なのでしょうかねぇ・・・?まあ、それはさておき、タイトル通りアメリカンスタンダードのオンパレードの選曲が良いですね。A面のLet's Fall In Love ~ Love Walked In ~ There Will Never Be Another You ~ My Funny Valentine ~ Old Devil Moon ~ Come Fly With Meとつづくくだりはアメリカ進出のウケ狙いを感じますよね。

 ビーナツの持ち歌の「恋のヴァカンス」と「ウラ・セナ・ディ東京」を日本語でカバーしたのがありますので、リンクから一聴あれ。