67camper's Blog

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ミンガス,単なるアジテーターではないね!

2011-06-04 07:37:03 | jazz & vocal

Prebird/Charles Mingus
(Mercury MG2027)

 タイトで太いベース音はベースプレイヤーとして名を馳せるためには必須条件でサイドメンとして抜群の働きを示したプレイヤーはとても好感がもてます。リーダーとなるとそのアルバムは途端にうっとおしい印象をもってしまうことが多々ありますよね。ミンガスはその強烈なリーダーシップで独自の世界を持つミュージシャンですよね。コンポーザー,アレンジャー,バンドリーダー,アジテーター,ベースプレイヤー,ピアニスト。有能すぎてついて行けない。正直未だに良くわからない。本日のアルバムはある意味この多彩さが凝縮された一枚かもしれない。

 エリントントリビュートのテーマが根底にあり,タイトルはプリバード、チャーリー・パーカー以前のジャズ,それがエリントンミュージックということなのでしょうか?"Take The A Train", "Do Nohing Till You Near From Me"の2曲が取り上げられていますね。そしてメンバーが凄い。一癖も二癖もあるミュージシャンを引き連れてのビッグバンドは彼の強烈なリーダーシップの裏付けだろう。Eric Dolphy, Foe Farrell, John La Porta, Booker Ervin, Yusef Lateefのサックス陣,Ted Curson, Richard Williamas, Clark Terryのラッパ,JImmy Knepper, Slide Hampton, Eddie Bertのボントロ, Roland Hanna, Paul Bleyのピアノ,ドラムは勿論Danny Richmondです。中でも"Do Nohing Till You Near From Me"のドルフィのソロが圧巻だ。また,女性シンガー,Lorraine CousinsのセクシーなボーカルがA面に2曲が収録されており聴きものとなっていますね。

 所有盤は黒ラベル,スモールオーバルのマーキュリーのモノラル盤です。マーキュリーに詳しいMercury Records Collectionというwebでみてみましたがオリジナリティは不明です。2ndかもね???録音は素晴らしく良いですよね。



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2 コメント

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Unknown (bassclef)
2011-06-04 17:13:59
67camperさん、こんにちわ。
ミンガス・・・なかなか一筋縄ではいかないミュージシャンですよね。僕も一番好きなミンガスは・・・強力なベース弾きとしてのミンガスなんです(candidのドルフィとのバンドとか)
初期の作曲・アレンジの凝ったものは、案外・・・つまらんですよ(笑)
このPreBirdは大編成の中ではいい作品かなと感じてます。
だいたいミンガスに限らず、~組曲とか~part1,part2とかいうのは、長尺なだけで面白くないこと多いですよね。特にジャズの場合は。
ああ、それと拙ブログ<夢見るレコード>5ヶ月ぶりにようやく・・・更新しました。またどうぞ~(笑)
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すげぇメンバー! (67camper)
2011-06-04 18:58:02
bassclefさん,コメントありがとうございます。
エリントン集という事で,聴きやすい好アルバムだと思います。
このメンバー見たら,吹く吹かんにかかわらず、とりあえず購入しとけ!的なメンバーだと思います。自分のタコ耳では辛うじてドルフィが特定出来る感じです。裏解説は頼りなくって,ソロイストに関してはオーダーがないのです。
誰か教えてくれんかなぁ・・・?
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