When Lights Are Low/Tony Bennett
(Columbia CS8975)
(Columbia CS8975)
男性ボーカルではシナトラ、サッチモは最高峰でしょうが、個人的にはトニー・ベネットのハードボイルドなボーカルが大好きなのです。90年代に、来日ステージを聴く機会を得ましたが、このときにはレコードで知られる名唱とはほど遠い内容に落胆した覚えがあります。やはりコロンビア時代の、ラルフ・シャロンとのコラボレーションを忘れる事が出来ませんね。以前に、シャロンとのDUOアルバム”Tony Sings For Two”をアップしましたが、シャロントリオとの共演ではやはりこの"When Lights Are Low"に勝るものはない感じです。本日はこのベネットの最高傑作と言われる向きもあるコロンビア盤をアップいたします。
伴奏を務めるRalph Sharon TrioはRalph Sharon(p), Hal Gaylord(b), Billy Exiner(ds)のメンバーです。A-1の"Nobody Else But Me"を聴くと、このグルービーなアルバムの全貌がわかる気がします。シャロンのピアノソロも実に軽快で小気味良いですよね。しっとりと聴かせるタイトル曲”When Lights Are Low ”も名唱ですよね。つづく"Green Dolphin"はお得意のナンバーですよね。次の"Ain't Misbehavin'"、B面3曲目のSpeak Low"などと並びベネットのスタンダード解釈の真髄を聴く事ができますね。決して出しゃばる事なくコンピングにも見事な調和をみせるシャロンのピアノが本当に利いていますね。A-5のpianoソロなども特筆ものですね。またグリーン基調のBob Peakによるイラストジャケがカッコいいです。
所有盤はコロンビアの2eye, モノラル盤です。やはりこれがベネットの最高傑作かも???・・・
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