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Vivacious/Dinah Shore
(RCA Camden CAL-572)
(RCA Camden CAL-572)
ここのところ国力に翳りが見えるアメリカですが、世界のリーダーであった頃の音楽の一つががジャズでありポップヴォーカルだと思います。マルチレイシャルなアメリカですが、当時の白人優位の社会の中で最もアメリカ的として受け入れられたのがシナトラでありドリスデイでなのでしょうね。おそらく本日アップのダイナ・ショアもそんなシンガーでありタレントであったと言えると思います。あまり話題になるアルバムではないですが、今日はRCA Camdenがリリースした真っ赤なカバーが印象的なVIVACIOUSをアップいたします。
ジャジーというよりはコーラスにThe Skylarksを配したポップな味が全体を支配しています。バッキングはHarry Zimmmermanのオケです。何となく知性を感じる、サラッとした気品はダイナならではの味ですよね。A面の"Sentimental Journey", エリントンの"I Got It Bad"、B面のトーチソング"Just Friends", "Once in A While"等も味わい深いですね。
所有盤はRCA Camdenのモノラル、オリジナル盤です。もっとジャジーなアルバムもいいですが、このカバーが好きでねぇ・・・って事でアップとなりました。
シナトラの祖先はシシリーからの移民、
またドリス・デイは、本名は
Doris Mary Anne von Kapelhoff で、
確か両親はドイツ移民だったはず。
最もアメリカ的という意味では、
ローズマシー・クルーニーと
ビング・クロスビーのほうが、当たってるように
感じます。
ご指摘のようにビング、ロージーなどもそうかなと思います。ジャズヴォーカルではない方が、アメリカ的なのかもしれません。この辺りは、私見ですからご容赦を!