67camper's Blog

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NEWPORTのEDDIE COSTA、そしてBILL EVANS

2006-09-29 04:44:19 | jazz & vocal
Eddie Costa Trio, Mat Mathews & Don Elliott at Newport
(Verve MGV-8237)

 Verve御得意のニューポートジャズフェスティバルのライブ録音です。粋なMCが聴けて、演奏もリラックスしており、いつも意外な組み合わせのセッションが楽しめる好企画だと思います。この企画には、多くのメジャーアーチストが録音されており国内盤再発でも何枚かのリリースがありますよね。

 久々にジャズを聴こうと言う気になったので、レコード棚から何とか取り出して来たのがこれです。サイドAはピアノ、バイブの両楽器で独特のプレイスタイルを持つEddie Costa Trio【Ernie Furtado(b), Al Beldini(ds)】の演奏です。ここではEddieはピアノに専念しています。1957の録音なのですが、この年、両楽器でダウンビート誌のnew starとして取り上げられたEddieのパーカッシブなピアノスタイルを聴く事が出来ます。トリオで"Taking A Chance On Love"を演奏した後、フロントが紹介され、ドイツ出身のクラリネット奏者Rolf Kuhn、そしてアルトのDick Johnsonが紹介され、"There will Never Be Another You", "I'll Remember You"が演奏されていきます。Dickのアルバムではリバーサイド盤が知られていますがこれもコレクターズアイテムですよね。ロルフのクラリネットと音色が似ており聞き分けが少し難しく思えるのは自分だけでしょうか? サイドBはオランダ出身のアコーディオン奏者、マット・マシューズの演奏が聴けます。アコーディオンのジャズは珍しい音色で、たまに聴くと結構いいモノです。"Windmill Blues"のハンク・ジョーンズのソツのないブルースプレイもいいですね。そして最後を締めくくるのが、マルチ楽器奏者のドン・エリオットのグループです。何と行っても、若きビル・エヴァンスの参加が貴重です。彼のピアノをフィーチャーした"I Love You"のプレイはエヴァンスファンは見逃せないですよね!

 アルバムはVerve Clef Seriesでトランぺッターロゴです。やや雨降り盤なのですが、このアルバムを含めNEWPORTのライブシリーズは秀逸なカバーも魅力ですね。


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6 コメント

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サッシュ (67camper)
2006-10-01 06:27:15
シュミットさん、コメントありがとうございます。

やっぱり、おいでましたね。というのが印象です!

さすがにお詳しいですね。



レオン・サッシュのニューポートと言えば、これですかね。ブログ以前のWEBの方にアップしています。

http://mb.scatv.ne.jp/%7Emasa10/TOSHIKOSASH.html



セシル・テイラーは確かジジ・グライスとのcouplingじゃなかったでしょうか?(間違ってたらすみません。)



当時のVERVEの勢いを象徴する録音群ですね。
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マシューズ、私のこと? (シュミット)
2006-10-01 00:43:53
今晩は、シュミットです。



67camperさんのおっしゃる「ややゲテモノ系ですが、マシューズのアコーディオンも注目されておられる方がいるかも知れませんね」とは私のことを言われてるんじゃないかと思いました。



マシューズはこの57年ニューポートの開催2日目午後の部に登場しましたが、同じ午後の部にレオン・サッシュもレギュラーグループで登場し(ヴァーヴに録音あります)、この日のニューポートはジャズ・アコ両巨人(?)の晴れ舞台となりました。ふたりともスタジオとはちょっと違うスインガーぶりだと思います。



このときのセシル・テイラーを録ったヴァーヴもなかなかえらいもんですが、マシューズ、サッシュを録ってくれたことにも私は感謝したいですね。



コスタ、ディック・ジョンソン、エヴァンスそしてマシューズと、いろいろ聴く人がいてほんと楽しいですね、ジャズは。

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Dick Johnson (67camper)
2006-09-30 08:34:23
サイケおやじさん、コメントありがとうございます。

こうやってみるとこのアルバムは本当に聴きどころの多いアルバムですね。コスタ、エヴァンス、ジョンソンとみんな視点が違いそれぞれが楽しめる。3人3様でおもしろいですね。

ややゲテモノ系ですが、マシューズのアコーディオンも注目されておられる方がいるかも知れませんね。

皆さんとこうやってcommunicateできるのがblogの素晴らしさです。これからも貴重なコメントお待ちしています。
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ディック・ジョンソン (サイケおやじ)
2006-09-30 07:04:29
申しわけありません。

私はディック・ジョンソン目当てで、この盤を持っています。

リバーサイド盤も好きですが、エマーシー盤も捨てがたい魅力がありますよ♪



マット・マシューズのアコーディオンは、初めて聴いた時、何のサックスだろう?

と思いました。

味の世界の人ですねぇ~。
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とんがったBill Evans (67camper)
2006-09-30 04:00:18
bassclefさん、コメントありがとうございます。

さすがに、良いアルバムはほとんど所有されてますね。

Evansもこの辺りまでDIGしていくと、後年の4部作以降とはかなり異なるスタイルである事がわかります。

参加はB面3曲だけですが、この時期のエヴァンスをエヴァンスフリークはどのように感じているかも興味深いところですね。
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嬉しい盤! (bassclef)
2006-09-29 08:46:02
おお・・これはっ!

67camperさん、こんにちわ。拙ブログ<夢見るレコード>ウイルバー・ウエアにコメントありがとうございました。

それにしてもこのVERVE盤・・・驚きました。僕もこれ、永年の探求盤で、少し前に入手したのですよ。もちろんcamperさん仰るとおりに「エヴァンス聴きたさ」です(笑)初期エヴァンスの、わりと尖(とん)がったような硬質タッチのいいソロを聴けました。

camperさん、VERVE系への探求・・そうとうに

いってますね(笑)素晴らしい。
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