Countin'/Joe Newman In Cocert
(World Pacific WP-1288)
(World Pacific WP-1288)
1958年,カウント・ベイシー楽団の主要メンバーは2週間のバケーションを利用してスウェーデンツアーを敢行しました。リーダーはベイシー楽団のトランペットセクションの最重要プレーヤーとも言えるジョー・ニューマンです。フロントラインはこのニューマンとリードのフランク・ウェス、そしてラバー・ミュートでのボントロプレイが有名なアル・グレイが務めます。ベイシーを使うわけにも行かず、ピアノにはそっくりさんのナット・ピアース,そしてベースにはエディー・ジョーンズ,ドラムはソニー・ペインと言うベイシーバンドの中核はすべてという感じのスクステットです。このメンバーで、スウェーデンを楽旅し、パシフィックに録音したのが本日のアルバムです。(投稿後、皆さんから貴重なコメントを戴き、原盤はスウェーデン盤であることが判明し、パシフィックに録音したというのは誤りという事がわかりました。ありがとうございました。)
演奏曲にはErnie Wilkinsのアレンジが随所に聴かれる展開です。A--1の"Slats"はニューマンのオリジナルですが,ブルージーな良い曲ですね。いきなりのニューマンの”ピューン”と言うフレージングが印象的ですね。A-2の”Cute"ではウェスのフルートとソニー・ペインの華麗なブラシがfeatureされます。B面では何と言ってもバラードメドレーですね。ウェスのテナーによる"Easy Living", アル・グレイの"September Song", ニューマンの"Don't Blame Me"が続きます、いずれおとらぬ演奏ですが,個人的にはこのグレイのプレイがテクニカルで好きですね。ラストの"聖者の行進”ではニューマンの渋いボーカルに加え、飛び入り参加のPutte Wickmanのクラリネットも聴かれます。
Joe Newman Counting Five In Sweden/Joe Newman
(World Pacific WP-1288)
さて,このアルバムはWorld Pacificのブラックレーベル,シルバーロゴのモノラル盤ですが、ナンバーも内容も同じでバックカバーも共通する"Joe Newman Counting Five In Sweden"と題されたアルバムが存在します。果たしてどちらがオリジナルカバーなのでしょうね?!?!
これまた初見盤です!ジョー・ニューマンのスウェーデンでのライブでしかもパシフィックレーベルという組み合わせが意外で!ですね。まだまだ知らないレコードがゴマンとあるようで50年代ジャズやはり奥が深いです(笑)ニューマンではベイシーの店でのライブ盤も素晴らしい出来で大好きです。ニューマンのラッパ・・キビキビした吹きっぷりが堪りません。
それにしてもこの2種類のカバーどちらもGoodですが、自分なら迷いに迷って女性との方選ぶでしょうか(笑)
それに比べたら,ダルもしくはリラックスした仕上がりです。
ニューマンの切れ味の鋭いラッパはここでも健在です。
長きにわたり,ベイシーのトランペットセクションを支えたのも充分にうなづけますよね。
カバーはどちらかがオリジだと思うのですが不明です。
誰か情報ないですかねぇ???
swanさん同様、私もこのレコード初めて知りましたし、パシフィックからなんて「ヘェ~」と驚きです。
その上67camperさんたら別カヴァーもお持ちとは、いやもう脱帽です。
この時代のベイシーバンドがまた凄腕揃いで最高ですよね!
(もちろんその他の時代も凄いですが)
私のウォントリストに追加しておきます(笑)
ちなみにジャケットは、モノクロ写真に手描風色文字が印象的なほうに一票でお願いいたします(笑)
さてカバ-です。一票ありがたいですが,どっちが1st coverかを知りたいですね!モノクロのカバーが断然カッコイイと思いますが,ニューマンは正面から撮影すると彼の顔貌の特徴がでますよね。細面に左右に飛び出した耳、これがニューマンですよね。
フランク・ウェスとアル・グレイがリーダーを務めるベイシーOBバンドの演奏を聴いた事があります。ニューマンは最後列,向かって右端で健在ぶりを見せてくれてました。ベイシーバンドを本当に支えたプレーヤーの一人ですね。
以前GLORIA SMITH(WP-1293)が出たときにも悶々(笑)としましたがJOE NEWMANの2種類のジャケでとうとう我慢できなくなりました(笑)。以前PACIFIC(特に1200番台)を集めていた時に「女性と一緒」のジャケを最初に購入したのに後日なんと同NOの素敵な別ジャケがあるではないですか。思わず買ってしまいました。オリジナル?は「女性~」の方、でも元々はスウェーデン盤がオリジナルです。PJ盤の5倍くらいしてとても手が出ませんでした。
ちなみに中身も聴いたことがありませんが、ライブ盤ですか?
またスウェーデン盤があれば、そっちがオリジナルでしょうか?
と、諸々ありますが、レコードに刻印されたマトリックス番号はどうなっているのでしょう?
どっちが最初にプレスされたかの謎解きになると思いますが。
このパシフィック盤・・・いいですねえ(未入手ですよ)どちらのジャケットかというと・・・「芝生の女性」の方ですね(笑)スエーデン録音のスエーデン盤が元々のオリジンということみたいですね。metronomeか何かかな?
そうですか,スウェーデン盤が原盤なのですね。
パシフィック,結構そう言うのがありますね。
C.Baker in Europeなんかも原盤は仏盤じゃなかったかと記憶しています。
GLORIA SMITH(WP-1293)にもコメントいただくと嬉しいです。マイナーな歌手ですが、サイドメンが素晴らしく良いアルバムですよね。
まず中味について。タイトルに“イン・コンサート”とあるようにライブ盤です。冒頭、拍手に始まりニューマンと思われるMCが1曲目の"Slats"を紹介します。
オリジについてはNOTさんがPJ盤の5倍のプライスのアルバムを見たと言うのでそれが多分そうでしょう!
この2枚のパシフィック盤はマトリックスナンバーは全く同じです。マトリックスナンバーの解析には,全く明るくないので評価のしようがないですが(記載の仕方も良くわかりませんが)
ともにサイドAが(A833 B-22829), サイドBが(B833 B-22830)です。これから何が見えて来るのかまたコメントを戴ければ幸いです。
オリジナルにお詳しいNOTさんのコメントから,どうもSWEDISH ORIGINALがありそうですね。
ヨーロッパがらみは相変わらず奥が深いです。
CHET BAKER IN EUROPEもそうですが,概して米盤のほうがカバーが秀逸と感じるのは自分だけでしょうかねぇ?