Nobody Else But Me/Betty Bennett
(Atlantic 1228)
トウモロコシで有名なネブラスカ出身の白人歌手Betty Bennettを語る上で、アンドレ・プレヴィンははずせません。先日UPのダイアン・キャロルでもそのトリオの素晴らしいバッキングが聴かれましたが、 本日アップのこのアルバムでもピアニスト、演奏陣のアレンジャーとして彼が活躍しています。こうやってみると、ヴォーカルアルバムへの彼の貢献度が凄い事 がわかります。さらにプレヴィンは当時Bettyの夫であった訳ですから、このような良い仕事で来たのもうなづけますね。彼女のアルバムは、もう一枚UA 盤を所有していますがここでもプレヴィントリオがバックを勤めており、Bettyとのgood collaborationが聴かれます。Betty自体はジャジーなセンスあふれるポピュラー歌手ですがなかなかの美人です。
さて、このアルバムは、3つのセッションからなり、西海岸の名だたるプレーヤーがバックを勤めます。Shorty Rogers(tp, flh), Frank Rosolino(tb), Bob Cooper(ts), Jmmy Giuffre(tb), Barney Kessel(g), Shelly Manne(ds)の名前がみえ、彼らのソロも随所に聴かれ、アルバムの価値をさらに高めているように思います。これらの著名なプレーヤーを統括したのが 2人のアレンジャー、夫君のプレヴィンとアトランティクレコードの音楽監督であったショーティ・ロジャースです。
画像はバックカバーに載せられたフォトです。1955年録音でロジャース・プレヴィンともに若いですね。演奏曲もタイトル曲"Nobody Else But Me", "You're Driving Me Crazy", "Mountain Greenery", "You Took Advantage of Me", "Have Yourself A Little Merry Christmas"など渋い選曲がうれしいですね。
アトランティックのブラックレーベル、シルバーロゴで当然モノラル、オリジナルです。結構、幻化していたアルバムで入手困難盤ですよね。
Atlanticレーベルのオリジナル盤ってジャケットが堅固でコーティングされていて・・見事なんでしょうね。
この3人写ったフォトがまた良いです。ベネットさんも美人ですね~。いつかはボーカルモノ収集にも走るのかもしれませんが・・そうなるともう泥沼でしょうね(笑)
自分の場合はCDは買わないと決めていたのと、ほとんど新録音のLPも買いませんでしたので、その頃からボーカルにはまったのでかなり古いです。最初は、編成の小さいcomboがバックのもを中心に聞いていましたが、だんだんとオケがバックのモノも買うようになっていきました。またインスト物に比べてオリジナルもまだまだ入手しやすいですよね。カバーはボーカル物でも歌唱と肩を並べるほど重要なことはご存じの通りです。そろそろボーカルの方もどうですか?
>私の知らないアルバムが多くて勉強になります。
そっくりkuirenさんにお返ししたいです。
ボーカルは自分のライブラリにないものがどんどんUPされており興味津々ですよ!
これからも宜しくお願いします。
CDでは持っているのですが、つい車の中で聞き流してしまったりと、このアルバムの良さが伝わってこないです。
ノスタルジックな歌い方ですが、当時のモダンなバックとの調和がさわやかな良いレコードですね。
このアルバムは、確かにヴォーカルのなかでも結構入手困難であっても高いですよね。
国内再発はvinylではなかったのですかねぇ??
CD聞き流しの車もいいですね。自分の車では、エンジン音と風切音で全くジャズが聴けません。空冷の泣き所ですね。