Happenings/Bobby Hutcherson
(Blue Note 84231)
(Blue Note 84231)
処女航海と言うと,ハービー・ハンコックの名盤が絶対的に知られていますが,これに続く名演が皆さんご存知のボビー・ハッチャーソンの処女航海ですよね。ブルーノートを代表する新主流派アルバムとしても有名ですよね。またショッキングピンクがベースの背景に女性を捉えたカバーも印象的ですよね。この暑い時期,ボビーのバイブラフォンそしてやや丸みのあるマリンバのサウンドが清涼感満点でいいですね。処女航海のハンコックの参加が価値を高めているのは衆知の通りですが,オリジナルと異なりフロントを透き通るようなバイブ/マリンバのみにした演奏はこれまた趣きがあり、タイトルどおりのハプニングス的な驚きを感じた方も多いのではと推測いたします。
説明の必要はないですがボビハチ,ハンコックに加え、ボブ・クランショウのベース,ジョー・チェンバースのドラムと言うカルテットです。B-1「処女航海」以外全てがオリジナルで構成されています。A面の"Aquarian Moon"~スローな"Bouquet"~ボサ風な"Rojo"も良いですが,やはりハイライトは「処女航海」から始まるB面です。B-2の"Head Start"でのハンコックも彼ならではのクールなスウィング感が溢れています。一転してB-3の珠玉のバラード"When You Are Near"の美しさは有名ですよね。最後の"The Omen"はマリンバによると思われるフリーな演奏で、全体としてハッチャーソンの魅力が凝縮した一枚に仕上がっています。
所有盤が面白い!ステレオ盤なのですが、そのセンターラベルがサイドAでリバティ,サイドBでNew York USAになっているのです。(インナースリーブは"27 Years Blue Note"とタイトルされた"43 West 61 St."のアドレス入りのモノが付いてます。)こう言う破格?はブルーノートでは良くあるのかなぁ・・・?また情報あれば教えてくださいね。
ハンコックの「処女航海」は大傑作でモノラル、ステレオ両方持っていますが圧倒的に素晴らしいのはSTEREO盤の方です。ぱーっと大海原が広がる曲のイメージはSTEREO盤でなければ表現できないように思います。今、この盤をNYラベルのモノラル盤で聴いていますが同じような感じがするこの盤も是非STEREO盤で聴いてみたくなりました。
BNはモノラルの方が良いという固定概念が自分の中で出来上がってしまっていますが4200番頃からは・・・・。
この盤、国内盤ともステレオ盤です。
モノラルは経験なしです。
NOTさんがステレオ盤がいいというのであればこれでOKですね。
といってもこの盤,ログに書いたようにセンターラベルがサイドAでリバティ,サイドBでNew York USAです。NOTさんのモノラル盤がNYラベルと言うことは,モノが先で後にステレオが出たということでしょうかねぇ?
まず手持ちの「HAPPENINGS」のインナーは「26YEARS BLUE NOTE」でした。
センター・レーベルがNY→LIBERTYに替わったのは4250番くらいからだと言われています。手持ちでは4239番(BIG JOHN PATTON / LET'EM ROLL)、4245番(JAZZ MESSENGERS / LIKE SOMEONE IN LOVE)がレーベルはNYですがジャケットはLIBERTY(小さくA PRODUCT OF LIBERTY RECORDSの表示あり)です。両方ともモノラル盤です。
但し必ずしも番号順に発売されていないため4212番(LEE MORGAN /THE GIOLO)はLIBRTYがオリジナルのようです。いずれにせよ端境期ということで・・・・。
自分も4239番(BIG JOHN PATTON / LET'EM ROLL)、4245番(JAZZ MESSENGERS / LIKE SOMEONE IN LOVE)を所有していましたので見てみました。確かにフロントカバーにA PRODUCT OF LIBERTY RECORDSと小さくありますね。
センターラベルはPattonが両面NY、Blakeyは片面ずつLiberty、NY盤でした。後者はこのHappeningsと同じようにinner sleeveが27yearsでした。
27yearsものに片面ずつのアルバムが多いのでしょうかねぇ?