67camper's Blog

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やっと手に入れたラッキー・トンプソンの私的名盤

2008-12-06 00:31:52 | jazz & vocal
Lucky Is Back!/Lucky Thompson
(Rivoli LPR-40)


 マイルスのウォーキンのテナーと言えば、本日の主役ラッキー・トンプソンですよね。年代的には古いプレイヤーですが、ヨーロッパから帰って来て1967年NYCで吹き込みをしたアルバムが本アルバムです。とにかくこのカバーが好きなんですよ。船でヨーロッパから帰って来たぞ!みたいな出で立ちで、コート、マフラーを抱えて波止場に佇むトンプソンを捉えたカバーが最高にクールですよね。

 メンバーはLucky Thompson(ts, ss)とTommy Flanagan(p), Willie Ruff(b), Walter Perkins(ds)のワンホーンカルテットです。67年と言うと、フリージャズ全盛で、モード、ジャズロック、ボッサと多様性を極めた時代ですが、トンプソンにトミフラのトリオと言うメインストリームジャズが展開されているのがいいですよね。A-1の"LOVE"の哀愁に満ちたテーマを聴くと、やはりいつの時代でもこのスタイルに勝るものはないと感じてしまうのは自分だけでしょうか。欧州から帰国し「やってやる」という気概に満ちたトンプソンのプレイは言うに及ばず、この時代仕事に恵まれていたとは言えないフラナガンのリリカルなピアノはさすがです。B面では、ソプラノを駆使した"WILLOW WEEP FOR ME"が聴けますし、最後を飾る"MY OLD FLAME"のプレイも捨てがたい魅力がありますよね。

 このRivoliというレーベルについても浅学で解説できないですが、このカバー一発といい意味でのノスタルジックスタイルは是非聴いてみたいと思わせる一枚です。なかなか手に入れることができなかった一枚ですが、Rivoliのステレオオリジナルと思います。時代を反映したクリアな録音はさすがですよね。


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4 コメント

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ラッキー・トンプソン (swan)
2008-12-06 07:54:11
連続投稿です!

これまた初見盤です。camperさんのコメント通りカバーが良いですねー。L・トンプソン・・自分もWalkinで知りましたがそれ以外ではあったかな?という感じで未だ未開のアーティストです。煙草のLuckyStrikeカバーのやつもありましたよね?

このカバーにトミフラ入りのワンホーン・・聴いてみたいです!それにしてもこのレーベルも謎ですね?
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トミフラ&グッドカバー (67camper)
2008-12-06 08:57:40
swanさん、コメントありがとうございます。
トンプソンはご指摘のラッキー・ストライク初め何枚かありますね。国内盤で出たので有名なのはやはりabc盤ですよね。前にアップしたと思うのですがトリオサイドが素晴らしいです。ペティフォードのベースが活躍しますよね。

このアルバムの肝はトミフラでしょう!この時期はメインストリームが斜陽ですが、この溌剌プレイはたまに見つけた仕事に賭けるみたいな雰囲気すら感じますね。カバーはトンプソン盤では図抜けていますよね!
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Unknown (屁イジ)
2008-12-06 20:28:48
67camper様
ラッキー・ストライクスを聴きながらコメントしています。このトンプソンですが、アルバム数が私の手持ちでは少ないので、余り聴いていません。トミフラ入りのワン・ホーン、私も聴いてみたくなりました。
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ラッキーストライクス (67camper)
2008-12-06 20:48:14
屁イジさん、コメントありがとうございます。
ラッキーストライクスは自分も所有しています。OJC盤ですが、ちょっとソプラノが勝ち過ぎですよね。
ハンク・ジョーンスのプレイが光りますよね。
久々に聴いてみると、ジョーンズ、トミフラ甲乙つけがたい感じです。
ジャケットでアップ盤ですかねぇ?
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