Dr.K と 優しさの夢物語

輝きの明日のために、思春期と思秋期の更年期障害の女性のための健康余話/ときには蕎麦談義とワン子のお話を

取りあえず“乾杯”を

2011-10-01 06:55:18 | のんびり歩いて
職場の懇親会と言うことで 瀬戸内海汽船の「銀河」でディナークルーズ Cruise Ship Galaxy のプランである
金曜日の夕 交通渋滞のため7時の出航ぎりぎりで広島港にたどり着いて乗船 席に着くと同時に直ぐにドラの音の合図です
宮島までの往復2時間のサンセットを 職員の労をねぎらい食事とお酒を楽しむと言う趣向なのです
懇親会の進行のスタイルは定石のようなものがあり まぁ開会の挨拶と閉会の挨拶これは中締めとも称することもあるのですが きまってあるのが『取り敢えず“乾杯!”を』がありますな
日本語で言う乾杯と言う儀式の起源は?
古代に神や死者のためのお神酒を飲んだ宗教的な儀式が起源のようです 転じてやがて人々の健康や成功を祝福する儀式に変化したそうです
日本で乾杯!とするようになったのは比較的最近のことであり 1854年(安政元年)江戸幕末のこと 日英和親条約を協約した後の懇親会でエルギン伯の提唱で井上信濃守清が発声したのが起源との記録があります
諸外国での由来は諸説ありますが
・中世のヨーロッパに於いて 酒席での毒殺が横行していたため 盃をお互いに飲み干すことで毒物が混入していないことを示した
・強い衝撃でお互いの酒をお互いのグラスに飛ばしあい毒物が混入していないことを確かめあう
・古代ギリシャに於いては 酒の中に宿っている悪魔を追い払うため
悪魔はガラスの衝撃音が苦手とされておりグラスを合わせて音をたてた
・イタリアのマフィアには 自分達の血を赤ワインに混ぜて乾杯する儀式があるそうな
空恐ろしいものもありますが諸説紛々と言ったところでしょうか
そこで現代の《乾杯の音頭》を誰がするのかを大別すると
1.その組織の長老 大先輩 まぁ云わば年寄りですな
2.その組織ではさほど大きな存在ではないのだがなにか任を与えないとなにかと煩い そしてまた話が長~い人 まぁ乾杯だと簡単にひと言で終わりますから
3.その組織の実力者か 功労者
のいずれかが杯を挙げるのではないだろうかと思う
ところでここのところ 職場の種々の宴席あるいは懇親会で 開会直前になると『取り敢えず“乾杯!”を』の音頭をお願いすることになりましてぇ と進行係がジワジワとにじり寄って来て《乾杯の音頭》をあてがわれることが多くなってきたのです
果たしてワシは 《乾杯の音頭》の大別の第何項に該当するのか
船が揺れているせいなのか お酒の酔いのせいなのか ふわふわしつつなにか不安な気持ちになるのです
♪ かたい絆に 思いをよせて~( 長淵 剛・乾杯 ) ♪ を口ずさんでみましたが不安は残りますなぁ