第5日目 5月2日(水曜日)
グラナダでは 午前中はアルハンブラ宮殿とヘネラリーフェ庭園を観光散策して 午後にはBUSでミハスへ向かう(約152Km)
◆アウハンブラ宮殿 PALACIO DE LA ALHAMBRA
イスラム芸術の最高傑作
街を見下ろす丘の上に建つアルハンブラ宮殿は 総面積1万4000㎡もの広さを誇り 城壁アルカサバ 王宮などイスラム建築の粋が
結集した建造物からなり 宮殿は13世紀前半 レコンキスタ(国土回復運動)により再度キリスト教徒の勢力が増し イスラム教徒の
支配がグラナダ王国のみとなっていた頃ナスル朝ムハンマド1世によって着工された
約170年にわたって建設された宮殿は イスラム建築の最高傑作といわれ 幾何学模様や精緻な透かし彫りなど見る者を魅了する
アラヤネスの中庭は 中庭の池が建物を鏡のように水面に映しだしており 宮殿が水に浮かんでいるようにみえるのです
ライオンの中庭は工事中でした
楽園を彷彿させる庭園が王族の夏の別荘であるヘネラリフェへ続いている
日差しが強い
◆ミハス Mijas
旅は後半戦に入った
今回の旅程のなかで ミハスは大きな関心を寄せていた処のひとつなのです
アンダルシア地方の山間には「ブエルボス・ブランコス」と呼ばれる白い村が散在しているのです
マラガ近くのミハスはミハス山脈山麓の高所にあり コスタデル・ソル(太陽海岸)の青い海が一望なのです
展望台からは おぉ!地中海だ!空も海も碧いのだ! 天気が良ければアフリカ大陸が見渡せるそうな そう言えばモロッコが見えた
ような気がしましたよぉ(?)
夏の灼熱の太陽から家屋を守るために外壁に石灰を塗ってあるのですが これが「アンダルシアの白い家並み」として魅了している
白壁の民家 狭い路地 咲き乱れる花々が美しく “アンダルシアのエッセンス”と称されているのが納得できました
ゆっくり歩いても20~30分で周れる小さな街なのですが 心優しい気持ちになりました
ロバタクシーが何台も客待ちをしております ちょっと恥かしいのでやめましたがきっともっと心優しい乗り心地だったかも知れません
ミハスで今話題の(ガイドブックなどで)ブランドTシャツの店「エニェ」で買い求めました これも目的の一つなのでした
ところで ここで大失態です 命の次に大事なイヤ命よりも大事なパスポートを身から離していることに気がついてドッキリ
まぁBUSに乗って大事なきことを確認するも2年前のローマでの“事件”以来の青ざめた時間を過ごしました そろそろお疲れなのかも
ミハスからは BUSでマラガへ
マラガ空港からヘルシンキ航空でバルセロナ空港へ
Airbus機が水平飛行に入る頃 少し前席の非常用の酸素が天井から《ボコッ》と出てぶらさがる騒ぎが!
『おぉ~! こんな具合になっていたのか 案外ちゃちな構造なのだ』と写真を撮ったのはワシだけでしたが
誤作動とは言え滅多に見れるものではないのですよ
夜遅くにバルセロナ着 H10 CASANOVA ホテル2連泊になります
第6日目 5月3日(木曜日)
午前中はバルセロナBarcelonaの市内観光です 聖家族教会 グエル公園 などの定番コースです
◆サグラダ・ファミリアTemple Expiatori de la Sagrada Familia
バルセロナが生んだ天才建築家アントニ・ガウディ(1852~1926)はカタルーニャ南部レウス郊外にある銅板器職人の家庭に育ち16歳で
建築家を目指してバルセロナへ移住したという
パリ万博で脚光を浴び 以降数多くの傑作を世に送り出したのだ バルセロナは“ガウディ”で溢れているのです
聖堂内部は十字架の形になっており ゴシック様式の厳格な雰囲気を取り除くため 全体を森に見立てている 全36本ある柱はドーム型
の天井を支えられるように枝分かれをした木をモチーフにしているのだ
2010年に内部の天井が完成し ローマ法王を招いたのです
建設は 今も寄付金と入場料のみで進められており 2026年に完成する!のかしら
◆グエル公園
1900~1914年 ガウディが独自の建築様式を完成させた頃の作品なのです
ガウディのパトロンであるグエル氏の依頼で田園住宅街として建設されたもの
柱廊 列柱ホール そしてガイドブックには決まってでてくるホールの前にある公園のシンボルの“ドラゴン” ここでは人だかりが多く
写真が撮れませんでした まぁガウディは奇才と言うべきなのでしょう
ゆったりとしたよい公園ですよ
第7日目 5月4日(金曜日)
「いよいよ…」と言うべきか「もう…」と言うべきか帰路になります
バルセロナ空港 10:15 発 AY3270 ヘルシンキ空港 15:10 着
この空港の喫煙室は外にあります 外と言っても中庭の空間をあてているのです ハーゲンダッツの店があり当然なことに灰皿を置いて
あります シェイクを注文しましたね フィンランドでアメリカのアイスクリームなのですが美味しかった!
フィンランドも訪れてみたい処なのです
ヘルシンキ空港 17:20 発 AY0070 機種はすべてAirbus なのです
第8日目 5月5日(土曜日)
8:55 関西国際空港着 定刻です フィンランド航空航空(Finnair フインナイル)は時間が正確なのです
と言うことにしてくださいナ 結構気に入った飛行機の旅でしたのですから
そう言えば 1963年ヘルシンキからトゥルクを経由してマリエハムンみ向かっていたアエロ217便(DC-3)が墜落 機体は大破 しかし乗員乗客22人は
全員無事だったそうな フインランド航空は この1963年の事故以来現在まで一度も航空事故を起こしていない この為『世界的にも最
も安全な航空会社』と言われる稀有な航空会社なのです そしてフライトスケジュールも余裕を持たせてあるので遅延も少ないのです
関西空港で スーツケースは宅配便として身軽に「はるか」と「のぞみ」で広島着
Adios!
感動を知ったことで 未だ未だ旅のメモ帳に書き足していかなければならないのだと思う