Dr.KAZUの雑記帳から 2月13日きょうはなんの日
2008年2月13日
オーストラリアのラッド首相が 原住民アボリジニに対して政府として公式に謝罪
アボリジニ(Aborigine)は 狩猟採集生活を営んでいたオーストラリア大陸と周辺島の先住民である
アボリジニの祖先がオーストリア大陸に上陸した時期について またその祖先の系譜については諸説があるものの 外部地域と隔絶されたのは 遺伝子の研究によりそれほど古くはなく 南インド系とする説が有力である
現在でも 白豪主義の影響は地方に根強く アボリジニを含む有色人種への差別事件が時折発生しており社会問題となっている 白人やアジア人との混血が進んできて“純粋なアボリジニ”といえる人は少なくなってきている
飲酒文化を持たず また遺伝的にもアルコール耐性が極めて低いことが知られている アルコール分解酵素が全く無いか 極端に少ないため 体質的に少量の酒で泥酔しやすいといわれております
他の先住民族問題においてはアルコール依存症が深刻な社会現象であるが アボリジニ居住区にアルコール飲料を持ちこむ行為はオーストラリアの法律で禁止されており罰則が定められているのです
ケビン・ラッド首相は 2008年2月13日の議会で 先住民アボリジニに対して政府として初めて公式に謝罪した その議会には100人余の先住民たちが傍聴しているなかで 同首相は「Sorry」の言葉を3度も使い謝罪したのである 議事堂の外では 全国から詰め掛けた数千人がテレビを通じて謝罪の言葉を聴いたという
Ayers Rock Uluru は 立ち入ることが出来ないアボリジニの聖地なのです