Dr.K と 優しさの夢物語

輝きの明日のために、思春期と思秋期の更年期障害の女性のための健康余話/ときには蕎麦談義とワン子のお話を

遥かなり めんそーれ沖縄

2016-01-23 07:39:06 | ゆるゆる旅日記

遥かなり めんそーれー沖縄

アメリカ合衆国に依る沖縄統治は 1945年(昭和20年)のアメリカ軍に依る沖縄占領から 1972年(昭和47年)5月15日の沖縄本土復帰に至るまでのアメリカ合衆国に依る統治時代のことである 沖縄ではアメリカ世とも言われているそうな
 はっきりした記憶は薄れてしまっているのですが 1965年~1971年の間に大学在学中にクラブ活動の一環としての夏季合宿で訪れているのです
数度の引越しで記録として残っているものがないのですが 返還前のことですのでビザが必要であったことは間違いがないので まぁ初めての海外旅行(?)であったのかも知れません 同行した者たちと ひめゆりの塔 南部戦跡を巡り胸が痛くなり そして米軍基地のフェェンスに恐怖を感じ 国際通りあたりをMPと日本の警察官が一緒にパトトールしている日常に驚いたものでした
従って強烈な印象があったことは覚えているのですが 悲しいことに具体的なことは記憶にないのです

 広島空港からは直行便で那覇空港までひとっ飛びで お正月休みの気分転換に三が日を出掛けました 東京からの子どもたち家族と那覇で合流です
初日は 琉球王国の栄華の証しを訪ねて【 首里城(しゅりじょう スイグスク) 】へ
那覇市の首里に位置し かっては海外貿易の拠点であった那覇港を見下ろす丘にあった城です
琉球大学の移転に伴い復元されたものだそうです
ここで特筆すべきは ぺりー提督の首里城訪問の記録があったことでしょうか
マシュー・カルブレイス・ペリーの「アメリカ艦隊の中国海域および日本遠征記(1856年)」で知ることができます
日本遠征途上の1853年 琉球に立ち寄ったペリーは王国側に首里城訪問を打診するも拒否される そこでペリーは軍楽隊を先頭に総勢200人以上の武装した水兵を引き連れて強引に入城して開国を促したのだそうな
ハイネによるこの首里城「守礼の門」に於けるペリー一行の絵は有名でありアメリカの博物館には原画が保存されていると言う
首里城正殿だけをみても 琉球建築の粋を集めた色彩と構造であろうと思われます
正殿大龍柱の吽形と正殿大龍柱の阿形は ここに原点があったのかと思ったものでした
琉球王国の息遣いが感じられます
沖縄は琉球王国に還したらどうでしょう

宿は 恩納村にあるOKINAWA SPA RESORT EXES いわゆるリゾートホテルで2連泊です

翌日は【 海洋博公園 沖縄美ら海水族館 】へ
外気温は26℃です 亜熱帯なのでしょうかブーゲンビリアの甘い香りがあたりに漂っております ハイビスカスの黄や紅い色が眼に優しく飛び込んで来ます
海岸に位置しておりますので ぱいかじ(南風)が吹き抜けるのがなんとも心地よい
沖縄美ら海水族館(おきなわちゅらうみすいぞくかん)は 沖縄本島北西部の本部半島備瀬埼近くにある国営沖縄記念公園の海洋博覧会地区にある水族館です
「チュらうみ」とは 沖縄の方言で「清(きよ)ら(しい)海」と言う意味なのです
 この沖縄美ら海水族館では見どころはたくさんありますが何と言っても7,500?の水量を誇る「黒潮の海」大水槽でしょうか 
ここではジンベエザメが長期飼育記録世界一を更新中なのだそうです
また世界初の繁殖に成功したマンタなどの多くの世界記録が生まれているのだそうです
ジンベエザメの巨大なことに驚きました
数匹が悠々と泳いでいるのは圧巻です 形態の個体は最大10m以上とされているが この水槽の中の数匹はそれを凌ぐものであろうか
ジンベエザメ(甚平鮫 Whale shark)はサメとしても軟骨魚類としても現生最大であり そして現生最大の魚なのです
動きは緩慢なのですがゆったりと泳ぐ様は王者のようです
サメと言っても性格はいたっておとなしく(?)臆病であり人にとっては危険度が低いサメようですが海中で遭遇したらやはり恐怖なのではなかろうか
大水槽のなかには マンタやエイや多種の魚たちがいるのですが ジンベエザメの生態の特徴としてプランクトン(オキアミを含む小型甲殻類やその幼生 頭足類の幼生など)のほか 小魚 海藻などを摂食する 海水と一緒にそれらの生物を口腔内に吸い込み吸い込んだ水の中から微細な生物だけを濾し取り食べるためのくし状の器官を有している濾過摂食をしているのだ

今回の短い小旅行は 家族が一緒にお正月休みをのんびりしたいことが目的でしたが 触れ合った数少ないウチナー(沖縄のひと)たちは 皆気だてのよい穏やかな人たちばかりでしたので気持ちの良い休暇でした
わずかな心残り(?)は 沖縄そばを食すことを忘れたことでしょうか “すば”或いは“うちなーすば”と呼ばれ蕎麦粉は一切使われず小麦粉のみで造られ麺はかん水を加えて打たれると言う
さぁ 明日はハイビスカスの扇情的なまで紅い花を写真に撮って帰りましょう