Dr.K と 優しさの夢物語

輝きの明日のために、思春期と思秋期の更年期障害の女性のための健康余話/ときには蕎麦談義とワン子のお話を

奥能登ぶらり旅2日間 ~ そのⅡ

2016-07-02 15:20:09 | ゆるゆる旅日記

《 6月某日 》
奥能登ぶらり旅の2日目 今日は輪島朝市の散策からスタートです

■輪島朝市
“輪島”と言えば2015年上半期にNHK総合TVで放送された朝ドラ『 まれ 』は
輪島市と隣接珠洲市がするロケ地であったことが記憶に新しい
能登地方に家族と移住し育ったヒロイン津村希(土屋太鳳)がパティシェを目指して成長していく物語でした
セットの一部が残されており観光客が訪れているそうです
『 まれ 』の記念館を覘いてみましょう
そして“輪島”と言えば輪島朝市が知られております
千葉県の勝浦朝市 岐阜県の高山朝市と並ぶ日本三大朝市のひとつに数えられるそうな
平安時代から続く朝市で神社の例祭日などに生産物を持ち寄って物々交換しあっていたのが始まりだといわれております
朝市通りと呼ばれる約360mの商店街で毎朝行われていて約200以上の露店がならんでおります
数ある露店の一軒(?)の‘麗子さんの店’で“のどくろ”の一夜干しを買い求めました クール宅急便で明日には届くでしょう

♪♪♪ おとのみち ♪♪♪
 七尾市と穴水町にまたがる別所岳SAから輪島方面へ向かう腰の原ICの間の1.2Kmでは制限速度の時速70Kmで走行すると1分間余り NHK朝ドラ「まれ」のオープニングテーマ曲『 希 空~まれぞら~ 』が聴こえてくるのでした
この“おとのみち”は 路面に細かい溝を平行に刻み 車のタイヤとの摩擦で音を発生させる仕組みなのだ 一定の速度で走ると音楽が流れるように聴こえるのだ 
洒落た制限速度の順守の呼びかけですなぁ

■禄剛崎 ■のろし灯台
禄剛崎(ろっこうさき)は能登半島の最先端の珠洲市狼煙町に位置しており日本海に面する能登半島さいはての岬です
古くから日本海航路の要所であり航路を照らすのろしが古くから上げられていたそうです
珠洲という地名は“すすみ(古訓でのろしのこと)”に因んでいるともいわれているとか
能登半島の外浦と内浦の接点で双方にまたがっていることから朝日と夕日が同じ場所で見られることでも知られております
見渡す限り遮るものが何もない ということでしょう
 せっかく能登半島の先端のさいはての岬までたどり着いたのに 昨日の巌門観光で足腰が未だヨレヨレしているため灯台までの1.5Kmの坂道登坂は途中でリタイァー(笑)!

■珠洲市
珠洲市(すずし)は 石川県の北東部 能登半島の先端に位置している
“スズ”の地名は:
「須須神社社伝縁起 第一」に高倉宮・金分宮の2社からなることが出ており高倉宮主神のニニギノミコトが来臨した折に鈴をもってこの地を鎮める とあるそうです
鈴の万葉仮名が須須・須受でその佳名が珠洲で スズの地名はそこからとったもの
金分宮の主神が美穂須須見命(ミ・ホ・スス・ミ・ノ・ミコト)で稲穂で稲穂の豊かな実りを象徴している 豊かな稲穂を振って音をたてる様子が鈴である
大伴家持が天平21年に都の妻に贈る為の真珠を願う歌を詠むが 「珠洲の海人の沖つに渡りて ~ 」とあり 半島先端部の広い範囲が珠洲(真珠のような洲)と意識していたとか

昼食は レストラン浜中 で“いしる鍋”である
■いしる
“いしる”とは能登半島北部で古くから作られているイワシやイカの内臓や頭 骨を塩漬けにして発酵させた魚醤油のことです
“いしる”の呼称は「いを(魚)じる(汁)」の転訛だとされる
日本の魚醤には秋田名物の“しょっつる” 新潟の“しょっからいわし” 香川では“いかなご醤油”などがありますなぁ
東南アジアではタイのナンプラーなど


■見附島
見附島(みつけじま)は珠洲市(すずし)に位置している
見附島という島名は 空海(弘法大師)が佐渡島からこの地方に渡った際に最初に見つけた島であることに由来していると言われる
また島の形状が軍艦に似ていることから軍艦島とも呼ばれているのです
見附島から昇る朝日は絶景だとか
浜辺には縁結びの鐘があり その名も「えんむすびーち」と呼ばれているとか
それで見附島と呼称するわけではないのですが 縁結びの鐘を鳴らして予定していた観光が終わります

BUSは能登里山海道/能越道を走り JR新高岡駅へ
新高田駅から北陸新幹線つるぎ号で金沢駅へ
ひと駅ですのでわずか13分間のいわば北陸新幹線の発体験です
往路と同じようにサンダーバードと山陽新幹線を乗り継いで深夜に帰還しました