嘘の様な本当の話

今朝の諏訪地方は昨日も積雪もあり―１０℃。
道路はアイスバーン。
仕事始めの通勤車はノロノロ運転。

そんな中いつものように散歩に向かう。
今日の諏訪湖はほぼ全面結氷。
釜穴(メタンガスの出る場所)のみさざ波が立っている。
湖畔ジョギングロードを歩いて行くとカモが一匹動けなくなっている。

昨日、リエさんのコメントにも書いたが...。
昔の諏訪湖は今以上に氷が張りカモが岸辺に立って寝ていると
氷が張った事に気づかず飛び立てない。

そう、氷が足を包んでしまい動けなくなってしまう。
朝起きてカマを持って行きカモの足を切ってカモ鍋にして食べたとか...。
なんて嘘の様な話を喜んで聞いたものである。

その嘘の様な話が現実に...。
多分、釜穴で泳いでいたカモが岸辺に来てよちよち歩いていると...。
濡れた羽根が氷っている場所に触れ動けなくなったのではないだろうか。



ちょっと。
可愛そう。
鳴き声も細々としている。
岸辺には近いが２m程度ある。
傍に落ちている棒で氷を割って見る。
氷の厚さは1cm位ある。

どうにもならない。
って事で警察に電話をかける。
地方事務所の管轄らしい。
救助に人は出せないが...。
何か手を打ってくれるだろう。

散歩の途中でもある。
後は任せるのみ...。
後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去る。
(午後行って見ると氷が割られ弱ったカモが周りで泳いでいました。
めでたし、めでたし!)