北陸への旅。
2日目は雨に降られたがそれなりに楽しい旅であった。
諏訪から北陸に向かうには色々なルートがある。
今回は松本から上高地方面へ。
安房トンネルから高山に向かう。
東海北陸道-北陸道を通り目的地へ。
基地の街、小松市。
やはりひっきりなしに聞こえるのは轟音。
自衛隊、民間飛行機が腹を見せて低空を飛行する。
沖縄を含め基地の街の大変さを実感する。
まずは安宅の関。
歌舞伎「勧進帳」で全国に知られる安宅の関。
兄の源頼朝に謀反を疑われて追われる義経。
奥州平泉へと落ちのびる途中に通りかかった安宅の関。
弁慶は白紙の勧進帳を読み上げ義経をかばう。
その忠義の心に感じた富樫は義経と知りながらも一行を解放し関を通す。
ご存じのくだりである。
平日で有り曇り/小雨の天気では訪れる人もまばらである。
今回はその土地に行き見るものがあったら見ようと言う気楽な旅。
小松市から那谷寺方面に向かう。
那谷寺は今回が初めて。
観光をする中に組み込んであった。
大きな観光看板がある。
ん...
ゆめのくにの森。
なんだろう
また看板。
伝統工芸村ゆのくにの森
「ゆめのくに」でなくて「ゆのくに」である。
まぁ、まだ時間は早い。
寄って行こう。
その「ゆのくにの森」
江戸・明治時代の茅葺き屋根の民家を移築し加賀の伝統工芸の体験ができるらしい。
加賀友禅・金箔・輪島塗・九谷焼などなど茅葺の館の中で展示している。
当然ながら工芸体験などの時間は無い。
が、加賀の工芸技術に目を奪われる。
遊歩道に建てられた七夕飾りも目を引く。
雨が止み薄日が差している。
館内は蒸し風呂の様な暑さ。
店員は平気な顔。
よくぞこの暑さに耐えている。
でも店員の額にも汗がにじんでいる。
節電もここまで徹底しているのか。
水分補給しなければ熱中症になりそう。
自販機で冷たい水分を補給。
又汗が噴き出す。
小路に咲くガクアジサイ。
雨の後、このガクアジサイにも大粒の汗()
その汗を見ながら「ゆのくにの森」を後にする。
さて、那谷寺。
那谷寺といえば松尾芭蕉の奥の細道で有名なお寺。
「石山の石より白し秋の風」 芭蕉
那谷寺への参道は長くその「石山」に繋がっている。
周辺の木々の緑も鮮やかである。
参道を入るとすぐに金堂。
金堂内には大きな千手観音。
圧倒される。
西国三十三観音の一番「那智」と三十三番「谷汲」の山号から一字ずつを取る。
そこから「那谷寺」と名付けたと言う。
一寺を参拝すれば三十三寺を拝観した事になるとか...。
参道わきには苔むした木々。
太古の世界に引きづり込まれるような錯覚。
まさに自然の中に身を投じている感である。
珍しい形の石がさまざまに立ち並び古松が植え並べられている。
小さなお堂が岩の上に建ててあり景色のよい場所である。
参道からどれくらい登って来たであろうか。
石山の向こうに本堂。
本堂から眺める景色は又よい。
雨も止み薄日が差し始めている。
木々の緑も綺麗に映える。
ここからの眺めを河合曾良と一緒に見たであろう松尾芭蕉。
河合曾良は諏訪市の生まれ。
奥の細道に同行した一人である。
この三重の塔も国の重要文化財に指定されていると言う。
石山の上にそそり立つ三重塔。
その中には阿弥陀様が安置されている。
薄日が差す境内を散策し宿、山代温泉ホテル百万石へと車を走らせる。
つづく...
2日目は雨に降られたがそれなりに楽しい旅であった。
諏訪から北陸に向かうには色々なルートがある。
今回は松本から上高地方面へ。
安房トンネルから高山に向かう。
東海北陸道-北陸道を通り目的地へ。
基地の街、小松市。
やはりひっきりなしに聞こえるのは轟音。
自衛隊、民間飛行機が腹を見せて低空を飛行する。
沖縄を含め基地の街の大変さを実感する。
まずは安宅の関。
歌舞伎「勧進帳」で全国に知られる安宅の関。
兄の源頼朝に謀反を疑われて追われる義経。
奥州平泉へと落ちのびる途中に通りかかった安宅の関。
弁慶は白紙の勧進帳を読み上げ義経をかばう。
その忠義の心に感じた富樫は義経と知りながらも一行を解放し関を通す。
ご存じのくだりである。
平日で有り曇り/小雨の天気では訪れる人もまばらである。
今回はその土地に行き見るものがあったら見ようと言う気楽な旅。
小松市から那谷寺方面に向かう。
那谷寺は今回が初めて。
観光をする中に組み込んであった。
大きな観光看板がある。
ん...
ゆめのくにの森。
なんだろう
また看板。
伝統工芸村ゆのくにの森
「ゆめのくに」でなくて「ゆのくに」である。
まぁ、まだ時間は早い。
寄って行こう。
その「ゆのくにの森」
江戸・明治時代の茅葺き屋根の民家を移築し加賀の伝統工芸の体験ができるらしい。
加賀友禅・金箔・輪島塗・九谷焼などなど茅葺の館の中で展示している。
当然ながら工芸体験などの時間は無い。
が、加賀の工芸技術に目を奪われる。
遊歩道に建てられた七夕飾りも目を引く。
雨が止み薄日が差している。
館内は蒸し風呂の様な暑さ。
店員は平気な顔。
よくぞこの暑さに耐えている。
でも店員の額にも汗がにじんでいる。
節電もここまで徹底しているのか。
水分補給しなければ熱中症になりそう。
自販機で冷たい水分を補給。
又汗が噴き出す。
小路に咲くガクアジサイ。
雨の後、このガクアジサイにも大粒の汗()
その汗を見ながら「ゆのくにの森」を後にする。
さて、那谷寺。
那谷寺といえば松尾芭蕉の奥の細道で有名なお寺。
「石山の石より白し秋の風」 芭蕉
那谷寺への参道は長くその「石山」に繋がっている。
周辺の木々の緑も鮮やかである。
参道を入るとすぐに金堂。
金堂内には大きな千手観音。
圧倒される。
西国三十三観音の一番「那智」と三十三番「谷汲」の山号から一字ずつを取る。
そこから「那谷寺」と名付けたと言う。
一寺を参拝すれば三十三寺を拝観した事になるとか...。
参道わきには苔むした木々。
太古の世界に引きづり込まれるような錯覚。
まさに自然の中に身を投じている感である。
珍しい形の石がさまざまに立ち並び古松が植え並べられている。
小さなお堂が岩の上に建ててあり景色のよい場所である。
参道からどれくらい登って来たであろうか。
石山の向こうに本堂。
本堂から眺める景色は又よい。
雨も止み薄日が差し始めている。
木々の緑も綺麗に映える。
ここからの眺めを河合曾良と一緒に見たであろう松尾芭蕉。
河合曾良は諏訪市の生まれ。
奥の細道に同行した一人である。
この三重の塔も国の重要文化財に指定されていると言う。
石山の上にそそり立つ三重塔。
その中には阿弥陀様が安置されている。
薄日が差す境内を散策し宿、山代温泉ホテル百万石へと車を走らせる。
つづく...