昨日まで記事にしていた<明るい方へ気を向ける>シリーズで、
「こころの旅」という言葉を使わせていただいた。
この言葉は、
精神医学者の故「神谷美恵子」さんの言葉であり本の題名でもある。
神谷美恵子さん(1914~1979)
東大、阪大などの医学部精神科へ入局。
1957~1972年まで、
長島愛生園へ勤務。
津田塾大学教授などもし、
「生きがい論」の提唱者としても知られている。
瀬戸内の長島愛生園というのは、
ハンセン病患者さんを受け入れていた施設であり、
神谷さんはそこに通われ、
患者さんがたの心に寄り添われておられた。
また、
美智子妃殿下が流産静養の折には、
良き相談相手(お話相手)であったともお聞きしている。
世の中には、
こういうご立派な方もいらっしゃるのかと、
神谷さんの著作を読んできたが、
「こころの旅」という言葉は、
そこからの拝借なのです。
『こころの旅』『遍歴』『生きがいについて』『いのちのよろこび』
『神谷美恵子の世界』『本、そして人』『人間をみつめて』
写真の『こころの旅』は、
シリーズで購入した2000年代発行のものですが、
私が最初に購入したのは、
1974年に発行のものでした。
心理学の専門書に近い感じの本です。
彼女を知るための本ならば、
回想録『神谷美恵子の世界』や、
『神谷美恵子いのちの喜び』がおすすめです。
神谷さんの素晴らしさは言うまでもありません。
これらの本に、
また目を通したいと思います。
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