田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

本はいいですね 『万葉集』『懐風藻』

2021年04月27日 | 趣味・本

本好きなので、

何らかの本は毎日開いている。

佐佐木幸綱さん(1938~)『万葉集』

 

歌なんかわかっちゃいないんだけれど、

この時代に触れられるのが嬉しい。

中西進さん(1929~)『万葉集』

 

そして、

この方たちの本も。

折口信夫さん(1887~1953)『魂の古代学』

上野誠さん(1960~)『魂の古代学』

池田弥三郎さん(1914~1982)『万葉びとの一生』

 

一番最初の佐佐木幸綱さんの『万葉集』は、

入門書なので読みやすい本です。

 

長閑に見える万葉時代ですが激動の時代でもありました。

だから悲しい歌もたくさん。

 

そして、

こうして私たち現代人が『万葉集』を読めるのは、

先人たちのお陰なのですね。

 

何しろ『万葉集』の原本は残ってないそうですから。

 

けれども、

後世に書写されたものが残っていたので、

それらを出来る限り多く集めて、

つき合わせ、

可能な限り原本に近い本文テキストを復元しようと、

『校本万葉集』が作られたそうです。

 

明治45年から大正13年まで、

十余年もの歳月をかけて作られた、

この成果をもとにして、

昭和2年に漢字仮名交じりの、

本文テキスト・岩波文庫『新調万葉集』が出たことで、

広く安価に誰でもが、

万葉集にふれることが出来るようになったとのことです。

 

『校本万葉集』5人の編者の一人、

佐佐木信綱さんは幸綱さんのお爺様です。

こちらは現存最古の漢詩集で、

天智天皇時代から、

奈良時代に至る64人の詩を年代順に集めてある書です。

(作者はハッキリわかっていないようです)

 

序には、

天平勝宝3年(751)とありますから、

約1300年ほど前のものですね。

こちらも

現代語訳と解説があるからわかるのです。

 

そうでなければチンプンカンプンです。

 

ご尽力された方々のお陰で、

こうした本に接しられる有難さです。

 

 

 

 

コメント (16)
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