「鎌倉殿」の17日の放送には、
心がざわつきました。
それまでも、
邪魔な人間は葬られるという場面があったのですが、
「最も頼りになる者は最も恐ろしい」と、
源頼朝(大泉洋さん)が、
上総広常(佐藤浩市さん)を粛清したことには、
頼朝が、
プーチンに見えたほどでした。
『吾妻鏡』や『愚管抄』を下地にしているそうですが、
三谷幸喜さんの、
創作部分が大きいのかもしれません。
荒々しくて武骨でも、
上総広常は一本筋の通った人物でした。
(胸に入っていた書き物は史実のようです)
『三国志』諸葛孔明は「泣いて馬謖を斬った」のですが、
頼朝が広常を亡きものにしたのは、
大義より私情が勝っていたと、
三谷さんは書いたのかな?
この後、
木曽義仲(青木崇高さん)も、
義仲の息子の義孝(市川染五郎さん)も粛清ですよね。
平家追討に大貢献した義経(菅田将暉さん)も、
頼朝と対立してしまうし、
やはり今後も、
頼朝の非情なふるまいが、
描かれていくのでしょう???
主人公の北条義時<小四郎>(小栗旬さん)も、
今は穏やかな人物に描かれているのですが、
次第に、
プーチン化否頼朝化していくのでは?
権力を持つと、
人間は変容していくのですね。
もちろん、
良いほうへ変わる人もいるでしょうが、
少ないかもしれません。
今回の大河には心がざわついてばかりですが、
観るのを止めずに、
淡々と観ていこうと思います。
手持ちの多肉をまとめてしまいました。
多肉でも、
こうして寄せ植えにすると、
戦いが始まっちゃうんでしょうか。