田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

夕顔の花:本『天の夕顔』

2022年09月02日 | 趣味・本

夕顔の花が好きなのです。

 

夕方ポッと白く清楚に咲く夕顔の花は儚げで。

私の写真では、

花びらの質感がわからないのですが、

透き通った白さがことのほか好き。

 

花の想い出は、

たいてい人と重なるのですが、

夕顔は干瓢やお味噌汁の実など、

食べ物と重なるのです(笑)

 

それでは味気ないので、

久久に『源氏物語』「夕顔」の段を読んでみました。

物語の中の「夕顔」は儚げと言えば儚げです。

 

『源氏物語』は別記事にすることにして

以前から知っていた、

中河与一の『天の夕顔』も読んでみました。

純愛だと言われる物語ですが、

私には何だか重くてネットリしていて、

人妻さんは夕顔の花の、

清楚なイメージとは思えなかったのです。

 

7歳年上の人妻は、

淋しさゆえに、

若い青年を20数年も(45歳まで)、

弄んだような感じにも思えました。

 

『源氏物語』の夕顔を呪い殺す六条御息所も、

7歳年上ですね。

でもね、

私の知り合いで7歳年上女房の方、

とてもいい奥様ですよ♡

 

自分の一生を棒にふったという青年も、

恋に生きたという満足感はあったようですが、

人妻を神格化しすぎたかな。

 

でも、

この本は海外でも読まれ、

ストイックな恋愛として讃えられてるようです。

でも私は、

もっと爽やかな「夕顔の花」に繋がる、

想い出があるといいな、

と思ったのです

 

それだけ純な「夕顔」の花ですもの。

 

 

 

コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする