田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

ガイドブック「光る君へ」第10回

2024年03月11日 | 趣味・本・テレビ他

一週間は早いですね。

(宝島社のガイドブック)

 

毎週書くつもりはないのですが、

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖° 第10回「光る君へ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

道長の異母兄の藤原道綱(上地雄輔さん)は、

お母さんが『蜻蛉日記(かげろうにっき)』で有名ですね。

 

作者は、

道綱母」と教わりましたもの。

ドラマでは藤原寧子(ふじわらのやすこ)と、

名付けられてはいますけど。

 

この『蜻蛉日記』は、

貴族たちに?

公開するために書かれたものだそうで、

ドラマの中でも、

まひろ(紫式部)が感想を言ってましたね。

 

何だか失礼な感想だと思いましたが、

浮気性な夫(道長の父)のことと、

息子道綱のことが書かれているようです。

 

『更級日記(さらしなにっき)』を書いた、

菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)は、

道綱の母の姪になるのかな?

こちらは13歳から40年間の記録です。

 

まひろ(紫式部)の袿が、

黄色から橙色に変わってましたが、

また裏地は紫色でした。

どこかに紫を入れていくようですね。

 

この時のまひろは17歳くらいで、

道長は21歳。

 

道長は和歌で、

まひろへの思いを伝えるのに対して、

まひろの返事は漢詩でした。

 

2人は想い人同士ですが、

まひろは冷静で道長は感情優先。

 

まひろが先を見越して、

国のことも考えるのに対して、

道長は2人のだけの愛を貫こうとしているように、

描かれておりました。

 

まひろが感情を抑制して、

2人で都を出ても世の中は変わらない。

この国を変えるために、

道長さまは高貴な家に生まれてきたの。

私は都のあなたを見つめ続けます。

 

メロドラマのような、

満月の夜の逢引きでした。

 

廃邸の屋根から見える2人を照らす満月や、

まひろが眺める自宅の庭が、

いつもより美しい映像で撮られていました。

 

愛する道長と結ばれ、

幸せだけど悲しいという、

まひろの心を、

あらわしているかのような感じでした。

 

描写技術が上手いですね。

 

まひろと道長の逢瀬は創作でしょうが、

花山天皇(かざんてんのう)の出家は(寛和の変)、

事の次第が『大鏡』に記されているようです。

 

なお最後のナレーションで、

御詠歌(ごえいか)のことに触れてました。

 

御詠歌というのは、

巡礼者が仏や、

霊場をたたえて歌う歌のことだそうです。

 

西国札所の場合は、

花山法皇が札所を巡拝なされた折りに、

各霊場に一首ずつご奉納になられた和歌が、

起源であるとのこと。

初耳でした。

 

そして、

どうやら道長の日記(御堂関白記)や、

実資の日記(小右記)によると、

花山天皇は、

おかしな人ではなかったようですよ。

 

TVの描き方は、

いくら若かったとはいえ(18歳)、

花山天皇にお気の毒のような気もします。

 

なお漢字にルビをふっているのは、

このブログに、

日本語を読める外国の方も来てくださっているため、

特殊な読み方にはフリガナをと、

つけてます。

☆☆☆

今年も3・11がやってきました。

黙祷です。

 

 

 

コメント (22)
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